updated(first) | 12/09/2003 | last updated |
読書メモ 2003年11月 |
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11月の読書メモです。 読む本はしばらく前から両極端になってきていて、パソコンの技術書とその合間の息抜きに読めるような徹底的に軽い本(それでもここ数年はあまりマンガが読めなくなっています)、それとビジネス書が増えています。 この月は久々に山田太一さんの恋愛小説も読めましたが、こういう時間かなり少なくなってきてます。しっくりくる恋愛小説との相性というのもその人の恋愛観が現れるようで面白いかもしれませんね。基本的に自分とあまりにも考え方が違う人の本って読んでいてもつかれるだけなので避けがちなんですが、そういうことってみなさんもありませんか? 軽い本としては国井律子さんの文庫本はほんと一気に読めました。写真をご覧になった方は納得していただけるかと思うけれど、彼女マジメにかわいいですよね。20代後半だそうですが。すごく男子っぽい選択でかなり恥ずかしくもありますが。 |
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★感想 |
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この人の本はなにを読んでも同じこと、同じテンションで書かれていると思うのは僕だけだろうか。 面接の達人シリーズ、若手サラリーマン向け、女性向けと傾向は別れているがどの本も言っていることは「もっと積極的に」 「より美しい(と自分で思えるような)生き方をしよう」ということなんじゃないでしょうか。 この本は女性向けですが、まぁいつも通りですね。 すっぱりと言い切ってくれるので迷っているとき、 落ち込んでるときに読むといいのかもしれません。 |
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★感想 |
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営業畑から独立、建築会社の社長として都の登録業者として30年のキャリアを持つ筆者が、「都庁のお役人」の生態を赤裸々に語る、という内容。普通は聞けないような裏話が満載だけれど、筆者のスタンスや主張するところに納得できない人、不快感を持つ人もけっこういそうだ。それでも関連本も既に何冊か出ているし、ある意味で面白い内容なのだろう。 組織人として接してくる都庁のお役人がちょっとしたことで本音を垣間見せる瞬間というのが、もう少しあってもいいとは思うんだけど。この筆者の接し方の問題かそこまで突っ込んだ内容になることはほとんどなく、あとは筆者の推測と業者側の事情のみが語られる。 個人的にはハズレ。 |
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★感想 |
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脚本家山田太一の恋愛小説。以前読んだ「飛ぶ夢をしばらく見ない」が非常に良かったのでまた手に取りました。 30代も半ばを迎え、失職した内藤民(たみ)は、旅先のアリゾナで45歳の津山という男に出会う。津山は帰国してからもお互いの私生活には立ち入らないことを民に求め、民は津山からの連絡を待つだけというなんとも不安定な状況を受け入れる。 抱き合うだけの二人。 津山を本当に愛し始めた民だが、彼の「壁」はなかなか崩れない。 津山には「ゲーム」を続けなければいけない理由があるのだろうか。 今回も面白かったです。 少し年齢がいった恋愛小説は「陰影」の部分に共感できると一気に読めますね。 |
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★感想 |
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「通勤快読」シリーズの1冊。Wordの知っていると便利なちょっとした技が収録されている。 章タイトルを羅列すると「日本語と英語の文字入力の技」「文書編集と入力補助の技」「文字と段落の書式設定の技」「保存とファイル操作の技」「Wordを使いやすくする技」。 Word2002までに対応しています。 |
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★感想 |
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HPにインタラクティブ性を付け加えていこうという動きが広がっている。 簡単なgifアニメからカウンター、掲示板、アンケート、メールの入力フォームなどから 電子決済まで組み込まれたショッピング・カートまでその動きは加速している。 これはそれらを支えるWebとデータベースをつなぐ技術の1つ、サーバーサイド・プログラム、PHPの入門書。 CD−ROMが付属されておりWindowsパソコンが対象となっている。 PHPの基本的なところからサンプル・プログラムを実際に入力、試してみることで学んでいくように なっており、かなり親切なつくりになっている。 最終的にはPHPとMy SQLを利用した本格的な掲示板を作成することを目標にしている。 ただしできた掲示板をWeb上に公開するのにはWindows版Apacheの設定を適切に変更する必要があるのだが、その手順については触れられていないので、別途Apacheについて本なりHPなりで調べる必要がある。 |
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★感想 |
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ハーレーダビッドソンの専門誌「クラブ・ハーレー」の人気連載「お湯・酒・鉄馬 三拍子紀行」を再構成。 鉄馬というのはハーレーのこと。美女がこのごついバイクにまたがり、各地でうまいものを食べ、温泉に入るというわかりやすい企画。国井さんはそもそもなんでこの企画に自分が通ったのかわからないと書いているが、男性から見ると「ルックスでしょう〜」というツッコミが当然入りそうだ。気さくで豪快な人柄は誰からも好かれそうだし、文章のキレもなかなかのもの。特に章末につけられた各地の温泉、お酒に関するデータは「ちゃんと取材しました!」というのが伝わってきて好感触。 第1巻で旅するのは秩父、宇都宮、信州、青森、静岡から南アルプスへ、東海道、福島。 撮影は小澤義人氏。 |
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★感想 |
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人気シリーズの第2弾。 この巻で旅するのは北海道、四国、九州、伊豆、北陸、さらに国内を超えハワイまで。 旅先でレンタルのハーレーを借りることも多いけど、その一つ一つのマシンのインプレッションも詳細に。 それにハーレーに乗る人同士がすごく仲がよくすぐ友達になってしまう様子もこの巻でわかりました。 |
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★感想 |
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第3弾。ここで一旦連載は終わっているとのことで完結篇。 旅するのは山形、房総、日光、沖縄、浜松、白馬、そしてアメリカ本土のシカゴ&ミルウォーキー。 豪快な旅人ぶりは完全に板についている。 連載開始当初と比べるとふっくらとしてきたような気がするのは気のせいか。 えい文庫より「モーターサイクルトラベリングガール」というフォトブックも発売中。こちらは京都の旅を撮りおろしとのこと。 |
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★感想 |
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弁護士、高井伸夫氏の著作。出版された当初からこのタイトルには惹かれてました。 話し方本というのは実は多いのですが、いろんな本に載っているのが「しゃべる前にまずよく聞くこと」ということ。特に仕事の上では相手の真意を把握して、それに合わせていかに相手を自分のプランニングに落とし込み、すり合わせていくかということが大切になってきます。「話を短く」するには物事が整理されてなければいけないし、慣れないうちはむしろその準備にしっかり時間をかけるべき、そんなことも載っています。 そのための具体的なやり方も列記されてますが。 今の僕に一番役に立ちそうなのは「人から、きらわれる話し方」かな。 こういった部分を意識化して直していくだけで随分変わるんじゃないかと思います。 もちろんこの本の記述もシンプルでわかりやすいこと、この上ないです。 |
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