updated(first) | 1/1/2004 | last updated | 1/1/2004 |
読書メモ 2003年12月(最終回) |
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師走です。 この月もあまり本は読めなかったのですが、非常に仕事の面でも充実していたし、いい月でした。 UFJ総合研究所の本は10月に出たということで最新の情報とは言えないのですが、普段経済紙をそんなに読むほうではないので、基本的な知識の整理という意味では役に立ちました。日経とかもっと読まないとね。 岩月謙司さんの本は賛否両論(否定派の方が多いかな?)と思うのですが、あまり真剣に受け取らなければ、それなりには楽しめると思います。まぁそれは僕が男だからかもしれませんが。 対して酒井順子さんは女性の視点でスパーっと切っていて、これはこれですごく爽やかでした(笑)。 ウェブログについては何冊か本を読んだり、実際にいくつか見てみたりと研究を始めたところです。 だから、というわけでもありませんが。 月1回の形で出していた「読書メモ」は今回で終了します。 理由としてはリアルタイム性があまりにもないのと、作るのに手間がかかりすぎるということからです。 今後は「blog版-読書メモ Black Pepperの読書録」という新コーナー で「感想書けたらすぐにアップ」という方針でやっていきたいと思います。 おつきあい願えたらと思います。 それでは2年弱続いた「読書メモ」ですが、今回で終了となります。 ご愛顧ありがとうございました。 こちらのコンテンツは過去ログ、アーカイヴとして残していきますので よろしくお願いします。 |
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★感想 |
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なんのタイトルだと思います? シモの話を期待したあなた、残念でした。 この本で言っているのは「ここからは自分の領分」「ここからは他人の領分」といったわけかた、つまり「内」と「外」との違いのことです。 食事、排泄、生死からセックスまで、この世は「入れたり出したり」で成り立っている。 例えば 携帯電話をかける人、かけられる人。 勝負パンツは「自分のため」で大概のオトコは見ることがない。 ちょっとした間合いで「こっちがわのヒト」か「あっちがわのヒト」が変わってしまう。 著者の書きっぷりは鮮やかで、読んでいていやみがない。 スッキリとした読後感は快感かも。 |
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★感想 |
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男性が女性を理解するのは難しい。 「なんでだ?」と怒り出すよりも、男性と女性の考え方、感じ方の違いを理解し、「わかっていく」方がストレスは少ないだろう。この本は人間生理学、脳の構造の違いからその「違い」に迫っていく。ある意味で反感を買うかもしれないし、確かにある種偏った考え方を提示している。 目についた項目を拾うと ・なぜ、女性は涙もろいのか。 ・「女性は、悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるのだ」と言うが、どういうメカニズムでそうなるのか。 ・女性の思考方法は男性とどう違うのか。 ・女性は何を大事にして生きているのか。 ・なぜ、女性はセクハラを嫌がるのか。 ・なぜ、女性同士の会話に男性がついていけないのか。 ・愛されて育った女性と愛されずに育った女性はどこがどう違うのか。 などなど(本書p6より抜粋)。 この限られたスペースでその詳細を要約することはできないけれど、なかなか面白い見方が書いてあります。 男性は女性とケンカしたあとに一呼吸おくのに、女性は「こんなことしか言えないからやっぱりオトコってバカ」と再確認するのにいいかもしれませんね。 |
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★感想 |
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Weblogまたはblogという言葉を聞いたことはおありだろうか? アメリカから始まったWebのサービスで、従来作るのが難しいとされていた動的なコンテンツ(ここではニュースサイトなど速報性の高いサイトで採用されている逐次部分更新ができるシステムを指す)を個人レベルで実現できるというもの。海外ではイラク戦争の際にアメリカ、ヨーロッパ、アラブ各々の立場でblogが意見、情報交換ツールとして注目を集めた。日本では2002年頃からマニアの間で流行り始め、blogのツールの日本語化が進んでいることもあり、様々な個人の「日記サイト」、またコンピュータの各種団体のサイトなどに徐々に浸透しつつある。 この本は数あるblogツールの中から日本でも1番のシェアを誇る「Movable Type」を使ってのblog入門書となっている。blogツールのインストールからサーバへの構築、各種ツールの日本語化、組み込み方、使い方を写真を多用してわかりやすく紹介している。更にblogを使っての新しいコミュニケーションを紹介している。Trackback(足跡)、RSS(XMLを用いて異なるOS、アプリケーション間でデータを交換する技術)といった技術で実現しているのは、ヒト、そして情報を簡単につなぐ、リンクするという発想だ。従来、会社組織やまた個人の枠の中でそれぞれ孤立していた「個」が、それぞれの「スペース」に「意見」を持ち込むことにより、新たなコミュニケーション・ツールとしての機能を果たそうとしている。 もっともそんな風に大げさに考えなくても、携帯メールから写真を贈って「これってどう?」とネット上の友人に見せる(これは楽しそう!)とか日本や世界中のblogを単純に眺めて周り、気に入ったところに感想を書き込んでいく、というだけでも充分に楽しめるのだろう。 本書で紹介したWeblog用の各種ツール(フリーソフトや体験版)を収録したCD−ROMを付属。 *blogについては「ウェブログ入門−BloggerとMovable Typeではじめる」(翔泳社 ; ISBN: 4798104043)も非常に参考になりました。 |
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★感想
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