ホームへ戻りますシネマトップへ updated(first) 05/10/2002 last updated


キッズ・リターン (1996、日本)
監督  : 北野武
出演  : 安藤政信/金子賢
ビートたけしが本名の北野武名義で映画「その男凶暴につき」を作ったときは驚きました。
自分が子供だったからだろうけど、「オレたちひょうきん族」の「タケちゃんマン」や「鬼瓦権蔵」の
イメージで彼を見ていただけにあまりの暴力描写とニヒリズムについていけなかったのです。
そんな僕には本人は監督に専念したこの映画なんかは素朴な感じがしてとても好きですね。

プロ・ボクサーを目指すシンジ(安藤政信)と、その悪友、ヤクザになってしまうマサル(金子賢)の、鮮烈な、
ちょっと恥ずかしいほどストレートな青春物語です。
音楽の久石譲は同じテーマ(メロディー)を何度も劇中で使うんですが、それが歩道橋や学校、ジムでのシンジとマサルの
シーンに重なって非常に印象的でした。


ラスト・シーンから1番好きなセリフを
シンジ「オレたち、これで終わったわけじゃないですよね」
マサル「バカ、まだ始まってもいねえよ」


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