updated(first) | 12/18/2002 | last updated |
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002/アメリカ) | ||
監督 : | クリス・コロンバス | |
出演 : | ダニエル・ラドクリフ、ルバート・グリント、エマ・ワトソン、他 | |
J・K・ローリングの世界的ベストセラーファンタジー小説「ハリー・ポッター〜」の映画第2弾。原作ではハリーの魔法学校ホグワーツでの1年を1冊ごと、発売も1年ごとというペースで続いているこのシリーズ。映画版も基本的にそれを踏襲している。 夏休みに戻ったダーズリー家では相変わらずのいじめにあい、ホグワーツとの連絡を絶たれるハリー。そこへホグワーツからの使者堕天使のドビーが現れ、「ホグワーツに戻っては行けない。帰ると恐ろしいことが起きる」と警告する。だが親友ロンが兄弟と一緒に空飛ぶ車で迎えに来てくれ、ハリーは懐かしいホグワーツに戻れることに。 ホグワーツの新学期。新任のロックハート先生は自己顕示欲の肥大したつきあいにくい大人子供。 マルフォイは相変わらず意地悪で彼の父もすごくいやみな男。 ハリーはクィディッチの練習に励み、ロンやハーマイオニーとともに「いつもの学園生活」を始めようとしていた。 だがそんな平和は長くは続かなかった。 ハリーにだけ聞こえる「殺してやる…八つ裂きにしてやる…!」という不吉な声。そして、壁に書かれた警告の文字「秘密の部屋は開かれたり。継承者の敵よ、気をつけよ」。次々と襲われる子供たち。ついにハーマイオニーも犠牲になり、ホグワーツは存亡の危機にさらされる。 この作品も前作のように原作にかなり忠実に表現されている。その分ボリューム的につめこみすぎの感は否めない。まぁコンパクトになっていていいともいえるんだけど。ロックハート先生が原作ほどねちっこいキャラじゃないので(ハリーが彼のところでバイトするエピソードもカットされている)、ただのマヌケな人になってしまっているし。ラストの秘密の部屋でもあと一ひねりがないので敵役の印象が弱いし・・・。あとダーズリー一家のシーンも少ないので彼らのファンには物足りないかも。 逆に映像になったからこそ面白い部分というのもあって、恒例のクィディッチの試合のシーンは大迫力だし、ロンが運転する「空飛ぶ車」がホグワーツに向かうシーンはまさに「魔法」という感じでワクワクする。「秘密の部屋」のセットもすごいし、美術、衣装関係は力入っている。「嘆きのマートル」やドビーも映像で観た方がユニークでかわいらしいし。それにしてもドビーの英語はひどいですね。聞いてて恥ずかしくなった。 ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人も子供らしいふっくらした感じから急成長してスッキリした感じに。いいんだけど次作以降のキャスティングも気になります。ダンブルボア先生役のリチャード・ハリスも亡くなってしまったそうだし。 |
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