ホームへ戻りますシネマトップへ updated(first) 11/30/2002 last updated


レザボア・ドッグス (1991/アメリカ)
監督  : クエンティン・タランティーノ
出演  : ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、クリストファー・ペン、スティーヴ・ブシェミ、クエンティン・タランティーノ、他


クエンティン・タランティーノを一躍スターダムに押し上げた痛快犯罪サスペンス。
オープニングから6人のギャングが「マドンナの『ライク・ア・ヴァージン』は○○女(卑語)の歌詞だと俺は思うぜ」などとたわいのない話をしている。どうも犯罪の相談をしているようだが、その話は全く出ない。なんとも人を食ったオープニング。ここではタランティーノが喋りまくっている。

次の場面ではもう犯行(銀行強盗らしい)は起こってしまっていて、逃亡中の車中。オレンジ(ティム・ロス)は腹から血を流し、どうも犯行は失敗したようだ。隠れ家に戻ったホワイト(ハーヴェイ・カイテル)、オレンジ、ピンク(スティーヴ・ブシェミ)、エディー(クリストファー・ペン)、ブロンド(マイケル・マドセン)。 どうも6人の中に裏切り者がいたらしい。誰が警察の犬なのか? 疑心暗鬼に駆られ、狂い始めるギャングたち。

その後はカットバックを多用して犯行前の顔合わせや、犯行の状況が断片的に説明される。警察の犬(「裏切り者=rat」という単語が多用される)が誰なのかはちょっと見ただけではわかりづらい。

捕虜への暴行、拷問を加えるブロンドが最初怪しいが、彼への嫌疑はエディーが「やつは昔からのダチだ」の一言で握りつぶしてしまう。
オレンジが秘密捜査官だという説明もあるにはあるが、そこに至るまでの彼の行動がまた怪しくて・・・。これは僕の見方が偏っているだけかも。

拷問シーンは相当に強烈で凄惨な、すさんだ感情を画面に与えている。
そこから変わっていくそれぞれの人物の「それなりの必死の形相」がなんともいえずいい。
セリフまわしもしゃれてていい。オープニングで喋りすぎた(?)ブラウン(タランティーノ)はあっけなく死んでしまう。
ブシェミやハーヴェイ・カイテルも熱演だけど、僕はこの映画だとクリストファー・ペンの目が大きく見開いたときに見せた「狂気」が印象深かった。彼は「トゥルー・ロマンス 」や「ショート・カッツ」にも出てましたよね。

ジョージ・ベイカー・セレクションの「Little Green Bag」を初め、使われてる曲のセンスはめっぽう良い。


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