ホームへ戻りますシネマトップへ updated(first) 08/23/2002 last updated


スターウォーズ・エピソード2/クローンの攻撃 (2002/アメリカ)
監督  : ジョージ・ルーカス
出演  : ヘイデン・クリステンセン、ナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガー、イアン・マクディアミッド、ペルニラ・アウグスト、アンソニー・ダニエルズ、サミュエル・L・ジャクソン、クリストファー・リー、他


スター・ウォーズの新シリーズの2作目。今回も話題盛りだくさんで超ヒットを記録した。新シリーズはルークの父アナキン・スカイウォーカー(エピソード1のジェイク・ロイドからヘイデン・クリステンセンに交代)がどうして「ダース・ベイダー」になってしまうかを描いていくとのことだけど、今作ではそのあたりがいよいよ露になってくる。

「エピソード1」のあと、オビワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)の元でジェダイの修行を続けるアナキン。彼は共和国の評議員(ローマ帝国や現在のアメリカ合衆国の上院議員と同じように「セネター」と発音される)となったアミダラ=パドメ(ナタリー・ポートマン)のボディガードとして彼女の身辺警護にあたることに。
一方オビワンは惑星ジオノーシスに不穏な動きを感じ、調査を続ける。

今回のスター・ウォーズは「ラブ・ストーリー」が売りだという。アナキンは積極的にアミダラにアプローチするし、あれだけ景色のいいところで2人きりでいてしかもピンチの連続と来れば2人が接近するのは時間の問題。なによりも2人が結ばれてくれないとルークが生まれないのが、「後から作った前段」であるこのシリーズならではの展開。主役2人とも超美形なのできれいなんだけど。
アナキンの暗黒面が現れる原因が彼の愛情の激しさだったり、その裏側にある孤独感だったりするのも描かれているけど、そちらについてはネタばれになるので程々に。
後半はアクションがたっぷりと盛り込まれている。舞台となっているのが共和国に降りかかった「クローン戦争」の発端部なので戦闘シーンもたっぷりと。あっけなく捕虜になってしまうオビワンを助けに行くアナキンとアミダラが迷い込むクローンの工場がもうまるっきりテレビゲームの世界。次々と襲い掛かってくる障害物を飛んで跳ねてよけていく様は「マリオ」や「ドンキーコング」好きなんだろうなルーカス、なんて憶測を呼んでしまう。

C3-POがエピソード1でアナキンが作った「ガラクタ」の状態から「骨組み」が見えるところまで進化して見覚えのある旧シリーズの姿に近づいていったり、とシリーズのファンにはまた楽しみもいろいろ。ヨーダがジェダイ・マスターとしての実力(?)を発揮してライトセーバーを使っての縦横無尽の「殺陣」を見せてくれるのも話題。これらは全てCGなんだけど、相変わらずルーカス率いるILM社の技術はすさまじいばかりの「絵」を見せてくれる。もう満腹。

20世紀が生んだ超娯楽大作SF映画もこれであと1作。エピソード3を楽しみに待ちましょう。


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