updated(first) | 01/28/2004 | last updated |
ミスティック・リバー (2003 / アメリカ) | ||
監督 : | クリント・イーストウッド | |
出演 : | ショーン・ペン、ケヴィン・ベーコン、ティム・ロビンス、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・ニー、他 | |
「人生はほんのちょっとしたことで変わってしまうものなんだ。 あのときあの車に乗っていったのがあいつじゃなくて俺だったら。」 クリント・イースウッドがベストセラー小説を映画化。 ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン主演。 幼馴染の3人の少年。 ジミー、デイブ、ショーン。「一生残る」記念にと道路に名前を彫っているところに不審な車が。警察だと名乗るその男たちはデイブだけを車に乗せて消え去る。 4日間の監禁と性的暴行。それがデイブが受けた「結果」だった。 20数年後、3人はそれぞれの人生を歩んでいた。 ショーン(ケビン・ベーコン)は妻と別居中の殺人課の刑事。 ジミー(ショーン・ペン)は2度の結婚をし、3人の子供に恵まれ、コンビニエンス・ストアの店長となっていた。だがその周囲には不穏な男たちが。 デイブは「あの事件」をひきづりながらもジミーの後妻アナベラ(ローラ・ニー)のいとこセレステ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)と結婚し、表面上はおだやかに暮らしていた。 ジミーの次女が洗礼を受ける前日、最愛の長女ケイティが行方不明になる。 ショーンは相棒のパワーズ(ローレンス・フィッシュバーン)とこの事件を担当するが、事件は彼女の遺体発見という最悪の結末を迎える。 半狂乱になったジミー。 ショーンは彼女がボーイフレンドとかけおちを考えていたことをつきとめる。 同じ日、デイブは家に血まみれで帰ってきた。驚くセレステに「強盗に襲われて、無我夢中でなぐった。もしかしたら殺してしまったかもしれない」と告白する。 この事件を機に幼馴染3人は再びつきあうようになるが、 ケイティ殺しの犯人探し、さらに3人の抱えたそれぞれの「過去」が 少年のときのような甘いときを許さなかった。 感想ですが。 クリント・イーストウッドはもうどんな題材でも無難に撮れてしまう、 ハリウッドでも稀有な大監督になってしまいましたね。 まぁそれぞれ好き嫌いも当然あるでしょうけど。 この作品も3人の幼馴染が2度と戻らない「あの日」をめぐって、 さらにそれぞれが抱えたこころの闇に立ち向かうという 重い題材ですが。 観客に重いものをつきつけながらも、どのキャラクターにも 感情移入できる余地を残しているし、 単純な善悪でははかれない「業」のようなものを 描ききっています。 すごいな。 |
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