ドット・ジ・アイ
劇場鑑賞ミステリアスな予告編、エキゾチックな音楽にひかれてなんとなく観てみました。今日から公開の「ドット・ジ・アイ」。シネセゾン渋谷です。
ドット・ジ・アイ (2003年 / イギリス=スペイン)
画像クリックで公式サイトへ(曲が流れるのでご注意を)
監督・脚本:マシュー・パークヒル
出演:
ガエル・ガルシア・ベルナル
ナタリア・ヴェルベケ
ジェームズ・ダーシー
トム・ハーディ
チャーリー・コックス
(あらすじ goo映画)
ロンドンで暮らすスペイン人女性カルメンは、裕福で優しいバーナビーにプロポーズされ、幸せの絶頂だった。ところが独身最後のパーティで、ゲーム感覚でキスをしたキットに激しく心を揺さぶられる。キットに惹かれながらも、バーナビーとの結婚を選んだカルメン。しかし、些細な口論がきっかけでバーナビーの元を飛び出したカルメンは、キットのアパートへ向かい激しく愛し合う。絶望したバーナビーは自殺を図り、動揺したカルメンは再びキットの部屋を訪ねるが…。
結婚を目前にした女性が、ふとしたことから迷い、惑い、愛の迷宮へ。
なんとも陳腐な「三角関係」ってやつなんだけど。
ブラジル系の青年キットを演じるガエル・ガルシア・ベルナル(「アモーレス・ペロス」)、フラメンコの踊り子で情熱と過去に傷を持つ女カルメン役のナタリア・ヴェルベケというラテン系の超美形の2人が演じると不思議と引き込まれる魅力がある。スパニッシュ・ギターの甘い陶酔と、陰影の濃いバーの一画で、静かに甘く燃える。
かなりラブ・シーンも濃厚です。あぁ、いいもん見た(笑)。
バーナビー役のジェームズ・ダーシーも一筋縄ではいかない感じの好演です。
前半のラブ・ストーリーがうま~くサスペンスに帰着、最後まであきさせない展開はなかなか。
ちなみにタイトルは
dot the i’s and cross the t’s
細かいところまで注意を払う、事細かに記す、あくまでも慎重を期する
(SPACE ALC)
という故事成語からだという。
まぁそこまでは神経質にならなくても楽しめますけど。
感想としては
「いくら筋書きをこねくりまわしても人の心は操れませんよ」
というところか。
ラストが鮮やか。全体の退廃的、官能的なムードもいいなぁ。
なかなか趣味のいい小品。
都内ではシネセゾン渋谷のみで公開中。
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『ドット・ジ・アイ』
『ドット・ジ・アイ』 ★★★
『DOT THE I』簡単に言えば、ラブサスペンスってとこでしょーか。私はサスペンスだと知った時点で、前情報を一切入れて…
トラックバック by : Keep a movie's diary under... — 2004/8/12 木曜日 @ 1:10
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dot the i
シネセゾン渋谷でロードショー
先週、会社の人に映画のチケットをもらったので観に行ってきました!
「dot the i」
これは最近観た単館映画のなかではか…トラックバック by Bon appetit — 2004/8/28 土曜日 @ 12:19
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「ドット・ジ・アイ」 dot the i
あ、10日(金)で終わっちゃう、ということでやっと観てきました。ちゃんと勘が当たってました。おもしろかったぁ。ラブストーリーかと思いきや「え?」っと話がガンガン…
トラックバック by + 星 見 閑 話 + — 2004/9/7 火曜日 @ 10:04
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『dot the’i'』(ドット・ジ・アイ)
腹黒ムービー。あ〜面白かった。どきどきした〜。腹黒心理がわかってきちゃった。キサス・キサス・キサスは個人的にはタモリさんが歌ってるのが好き☆
トラックバック by mujinamo's blog — 2004/9/16 木曜日 @ 0:39
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「ドット・ジ・アイ」
「ドット・ジ・アイ」を観ました(本家・fab*funにもup、レビューは毎度微妙に中身が違います)。
主要な登場人物3人それぞれを追う「視点」が存在し… -
dot the i / ドット・ジ・アイ
DVDで、ガエル・ガルシア・ベルナル、ナタリア・ベルベケ、ジェームズ・ダーシー 出演の「dot the i / ドット・ジ・アイ」を観ました。
●ストーリー
美しいカルメン(ナタリア・ベルベケ)は、裕福で優しいバーナビー(ジェームズ・ダーシー)にプロポーズされ、彼と結婚することを決心した。レストランで独身最後のパーティを親しい仲間達と楽しむカルメンは、ビデオカメラを持って入って来た3人組の1人・キット(ガエル・ガルシア・ベルナル)とイギリスの古いしきたりに則ってキスをすることに…..
トラックバック by Rohi-ta_site.com — 2005/11/1 火曜日 @ 6:58
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ドット・ジ・アイ
【映画的カリスマ指数】★★★★☆
すでに騙されている・・・・
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『dotthei ドット・ジ・アイ』’03英・スペイン
あらすじ結婚の決まった女性が独身最後の夜を騒ぎ明かす「ヘン・ナイト・パティー」は、その場にいる一番セクシーな男性とキスをするのがルール。周りに、はやしたてられるまま、軽い気持ちでキスをした男と女。今、全てを狂わす衝撃の7日間が始まる・・・。感想パッケー……
トラックバック by 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ — 2006/3/4 土曜日 @ 20:35
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「ドット・ジ・アイ」
2003年 イギリス・スペイン
いかにも「映画祭」の受賞狙いな作品じゃないかと・・・。
若干の嫌悪感さえ感じる。
逆に、映画祭に出品しても相手にされない方がもっと作品自体を売名できたのでは・・とも思ってみたりする。途中で先の予測もできたので、最後まで観…….
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こんばんは!
ちょうど今日「ドット・ジ・アイ」観てきたのですよ。
「いくら筋書きをこねくりまわしても人の心は操れませんよ」
うん、この一言にめちゃ納得。その言葉に尽きると思います。
うまい!拍手!
ジェームズ・ダーシー、全然ノーチェックでしたが、
けっこーいい役者ですね。
コメント by ムー — 2004/8/12 木曜日 @ 1:13
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>ムーさん
おはようございます。
ちょっとネタばれになっちゃうのでアレなんですけど、この映画の後半の展開って面白かったですよねぇ。
恋愛映画から始まって、二転三転し、っていう展開は良かったです。
ジェームズ・ダーシーいい役者ですよねぇ。
この監督の「アモーレス・ペロス」も観たくなりました。
コメント by Black Pepper — 2004/8/12 木曜日 @ 7:14