Paul Chambers / Go
CDPaul Chambersのリーダーアルバムでメンバーが良さそうなのがあったので中古にて購入。
これが想像以上に良かったのでご紹介。
Paul Chambers / Go (VeeJay)
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Cannonball Adderley(as)
Freddie Hubbard(tp)
Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b)
Jimmy Cobb(ds)
Philly Joe Jones(ds)
1.Awful Mean [Master Take]
2.Just Friends [Master Take]
3.Julie Ann [Master Take]
4.There Is No Greater Love [Master Take]
5.Ease It [Master Take]
6.I Got Rhythm [Master Take]
7.Shades of Blue [Master Take]
8.Dear Ann [Master Take]
9.I Heard That [Master Take]
1959年2月2日、3日録音
ポール・チェンバースはマイルス・バンドでの50年代の活動を初め
リー・モーガン / リー・モーガンVol.3
ジョン・コルトレーン / ソウルトレーン
ウェス・モンゴメリー / フル・ハウス
ケニー・ドーハム / 静かなるケニー
ウィントン・ケリー / ケリー・ブルー
など数々の名アルバムに参加したベーシスト。
指での演奏のほか、アルコ(弓弾き)も披露し、
こちらはテクニック的には賛否両論(ちなみに僕もあまり好きではないです)
らしいけど、フィンガーでの独特のフレージング、ころころとよく鳴るメロディアスなベース・プレイはやはり魅力的な大御所。
若くして亡くなったけれど、今も残る数々の名演はJazzファンの心に刻まれている。
このアルバムはライナーによると1959年のマイルスのバンドのシカゴでの公演中、マイルスに変わってフレディー・ハバートをトランペットに迎えてのいわゆる「おしのびセッション」からの収録。有名な「キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ」がこの翌日ということでここでのキャノンボールもまた絶好調だ。
ウィントン・ケリーとチェンバースのコンビネーションも最高にいい。
お互いの良い点を引き出し、特にケリーの好調さはチェンバースが着実にプッシュしているためであることもわかる。
キャノンボールに合わせるフレディー・ハバートはここではやや小粒なプレイだけど全体を引き立てるいいプレイをしていると思う。
ドラムは1曲目のAwful Meanのみフィリー・ジョー、残りの曲はジミー・コブだそうだ。
There Is No Greater Love やJust Friendsがかなりいいけど。
全体的にも50年代のハードバップの典型的な音。
よく聴くとEase Itなどは話し声が入っているし、リラックスできるいい雰囲気のアルバム。
録音状態はVeeJayのものらしくややラフなんだけど、
Jazzファンには気にならない「かすれ具合」。
今回のこれは内容はいいけどやや一般性に欠ける気もするので。
ポール・チェンバースをこれから聴いてみたいという人にいくつかオススメを。
どれも簡単に入手可能です。
マイルスのところのものでは1枚選ぶのは難しいけど、今日のところはこれ。
マイルス・デイヴィス / ラウンド・アバウト・ミッドナイト
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それからキャノンボールのこちらの名盤も誰が聴いても楽しめます。
バラッドの「アラバマに星墜ちて」初め名演満載。
キャノンボール・アダレイ / キャノンボール・アダレイ・クインテット・イン・シカゴ
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もう1枚、ポール・チェンバースのリーダー作の中から代表作であるこの作品も。
ポール・チェンバース / ベース・オン・トップ
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あとは前半で紹介した
リー・モーガン / リー・モーガンVol.3
ジョン・コルトレーン / ソウルトレーン
ウェス・モンゴメリー / フル・ハウス
ケニー・ドーハム / 静かなるケニー
ウィントン・ケリー / ケリー・ブルー
などはどれもいいので、安心してオススメできますね。
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Overseas
オリジナルカバーデザインがこれ。 これがコンプリート盤.。 もひとつ違うジャケ
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いいですね。僕もチェンバース好きです。
後、ベースではニール・ペデルセンってのもすきです。この人ご存じかもしれませんが、ケニー・ドリュウ・トリオでやっていた人です。
で、同じような時刻にjazzの記事を書いていたもんで、トラックバックさせていただきました。
コメント by あるぽ — 2004/9/25 土曜日 @ 1:47
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>あるぽさん
初めまして。
今回調べてみて「こんなにチェンバース聴いてたんだぁ」と改めて驚きました。
サイド作多いですよね。
ニールス・ペデルセンはまだあまり聴いてないんでチェックしたいです。
ケニー・ドリューやデクスター・ゴードンとやっているのがたしか有名でしたよね。
そちらにもうかがいます。
これからよろしくお願いします。
コメント by Black Pepper — 2004/9/25 土曜日 @ 5:35