できる人は凡事徹底
高橋 浩一

中経出版
2004-11
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平凡な人が能力を発揮して「できる」ようになるにはどうすればいいか。

この本で言っているのは
「手抜きをしない」「正しい仕事のやり方」を初めのうちに身につけておくこと。
若いうち(20代)にこの「基本動作」を自分のものにする。
最初はスピードではなく「確実さ」。
「正しく」「確実に」できる、小さなことを積み重ねていく。
これを「守」の時期と呼んでいる。

この時期に「融通力」「プロセス力」「目標設定力」「学習力」「模倣力」「要約力」「発見力」「楽観力」といった仕事をしていく上での基本的な能力をしっかり身につけておく。

そのことで30代、40代をその「基礎」の上に立った「破」と「離」へとアグレッシブに進んでいくことができるというのが論旨。

イチローや松井などの一流スポーツ選手の例が多く出てくる。
彼らの持っている「セルフ・イメージ」「なにを徹底するか」といった部分は
一般のサラリーマンには関係のない話、と片付けてしまうのはもったいない。
意外と平凡なこと。それを続けられるか、そうでないかが大きな違いをもたらすのだろう。

著者の直接体験という意味での具体例には乏しいかもしれない。
その分映画であったり、ブランドからのまた聞き情報が多いんだけど。

でも今まで読んできた「生き方」「ビジネス」関係の本で自分にとっての
「身の丈」に合ってないものってあんまり消化できてなかったので、
こういった「基本」に立ち返ることって大事ですね。

(読了日 2004/12/20)







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