Black Pepper’s Blog

『ニフティ映画大賞』にココログの記事から参加します。

ニフティ映画大賞 in ココログ

『ニフティ映画大賞』

　投票部門　（外国映画）

　[作品賞投票ルール]
　・選出作品は１０本まで
　・持ち点合計は２０点
　・１作品に投票できる最大は１０点まで

【作品賞】

　　「スパイダーマン2」 6　点
　　「インファナルアフェア2　無間序曲2」5　点
　　「25時」 3　点
　　「ビッグ・フィッシュ」 3　点
　　「ロスト・イン・トランスレーション」3　点

【コメント】

続編に「オリジナリティがない」と辛い点数をつけるというのも当然1つの考え方。

けれど映画全体トータルで見て満足度とかクオリティなどで判断して「スパイダーマン2」や「インファナルアフェア2」にはなんだかんだで納得してしまったなぁ。ほかに「L.O.T.R」や「ハリー・ポッター」、「Kill　Bill」「シュレック」「バイオハザード」などシリーズものも多数ありましたが、「2作目の方がいい！」と自信をもって言えるのはこのあたりかな、と。

2005年はもっとオリジナル作で「これは！」というものに出会いたいですね。

—————————————————————–

【監督賞】　　　　　　　　　　　　　　作品名

　　 [アンドリュー・ラウ] （「インファナルアフェア2　無間序曲」）

【コメント】こういう作り方もあったんだ、と脱帽の1作。
第1作とも深く絡まりながらより熱く、重苦しく、暗い世界を描く。正直、参りました。

【主演男優賞】

　　 [エドワード・ノートン] （「25時」）

【コメント】

正直、2004年で主演男優で「これだ！」という作品はなかったです。
エドワード・ノートンは感情表現に長けているし、いい役者さんだと思うんで一応ここで取り上げてみました。

【主演女優賞】

　　 [スカーレット・ヨハンソン] （「ロスト・イン・トランスレーション」）

【コメント】

この映画がというよりもこの人の存在感は気になりますね。
「真珠の首飾りの少女」でも独特でしたし。

【助演男優賞】
　　 [エリック・ツァン] （「インファナルアフェア2　無間序曲」）

【コメント】

情が濃くて冷酷。一筋縄ではいかないマフィアの親玉。
この映画のキモは彼なんじゃないかと思う。見事。

【助演女優賞】
　　 [エヴァ・グリーン] （「ドリーマーズ」）

【コメント】

近親相姦的な2卵生双生児の姉を演じる。
この役はエヴァ・グリーンじゃないと成立しないでしょう。
暴走する愛は超美形の人が演じるとマジでコワイです。

【新人賞（キャスト部門）】
　　 [ガエル・ガルシア・ベルナル] （「ドット・ジ・アイ」）

【コメント】

ベルナル君にいまさらハマりました。この人めちゃくちゃうまいですよ。
瞳で演技できる俳優さんはいいいです。
ほかに「インファナルアフェア2」でのエディソン・チャン、ショーン・ユーも抜群でした。

【新人賞（スタッフ部門）】
　　 [ニコラス・ケイジ] （「ソニー」）

【コメント】

「ソニー」は賛否両論（というか黙殺された？）の作品でしたが、センスはすごく良かった。ニコラス・ケイジの次の作品には注目してます。

【脚本賞】作品名
　　「インファナルアフェア2　無間序曲」

【コメント】

何度も出しちゃいますけど、この作品ほんとすごいです。
よく読むと矛盾点もすごくあるんだけど、力技ともいえる
脚本はやっぱ見事です。1作目とよくここまでつながったな、と。

【映像賞】
　　「エレファント」

【コメント】
ドキュメンタリーであった素材（元となった事件はコロンバイン高校のあの事件）を元にマイケル・ムーアとは別の方法論で見せてくれました。中でもパラドシカルに構成された粗い映像は非常に刺激的で、その編集テクニックにも参った。

【音楽音響賞】
　　「ロード・オブ・ザ・リング　王の帰還」

【コメント】

L.O.T.Rシリーズは3作とも好きなんで。
音楽もゴージャスで自然と「中つ国」の世界に連れて行ってくれました。

—————————————————————–

(総評）

全体的に見直してみて、2004年って意外に小粒な作品が多かったなぁというのが感想。巨額の費用をかけた超大作が必ずしも心に残るかといえば、違いますもんねぇ。
脚本やトータル的によく出来た作品ってもっとあると思うんですが、正直自分の方がそういった作品をあまり観れていませんでした。

2005年は観る側でもまた「冒険的な」視点を忘れないようにしたいと思います。
大作に寄りかかっているとどんどんつまらなくなっていきそうなので。

コメント/トラックバック：9 個 »

トラックバックURL： http://blackpepper.oops.jp/wp/archives/1171/trackback