DVDで「アモーレス・ペロス」を観てみました。

アモーレス・ペロス(1999年 / メキシコ)

アモーレス・ペロス 年内期間限定 スペシャル・プライス版
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おすすめ平均 
ラテン系が持つ闇

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監督 : Alejandro Gonzalez Inarritu アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
脚本 :Guillermo Arriaga Jordan ギジェルモ・アリアガ・ホルダン
音楽 : Gustavo Santaolaya グスターヴォ・サンタオラヤ

キャスト(役名)
Emilio Echevarria エミリオ・エチェヴァリア(El Chivo)
Gael Garcia Bernal ガエル・ガルシア・ベルナル(Octavio)
Goya Toledo ゴヤ・トレド(Valeria)
Alvaro Guerrero アルヴァロ・ゲレロ(Daniel)
Vanessa Bauche ヴァネッサ・ボウシェ(Susana)

(あらすじ goo映画 )

〈第1話〉
ダウンタウンに住む青年オクタヴィオ(ガエル・ガルシア・ベルナル)。兄のラミロ(マルコ・ペレス)は強盗で、妻のスサナ(ヴァネッサ・バウチェ)につらく当たっている。オクタヴィオの夢はスサナと共にこの街から逃げ出すこと。彼は闘犬で金を稼ぎ、兄に黙ってスサナに渡す。彼と彼女は愛し合いながらも、スサナは街を出ようとしない。

〈第2話〉
ヴァレリア(ゴヤ・トレド)はスペインから来たスーパーモデル。不倫相手の広告デザイナー、ダニエル(アルヴァロ・ゲレロ)が妻との別居を決意し、幸せな生活が始まろうとしていた矢先、交通事故で瀕死の重傷を負ってしまう。仕事の契約を切られた彼女は、ダニエルとの口論が続く日々。

〈第3話〉
元大学教授でありながら、いまは殺し屋にまで落ちぶれた老人エル・チーヴォ(エミリオ・エチェヴァリア)は、廃墟のような家でたくさんの犬に囲まれて暮らしている。何日も殺す相手を尾行する日々の一方、彼は昔捨てた自分の娘マル(ルルデス・エチェヴァリア)のあとも追っていた。

かなりのハイテンションでヘビーな題材をこれでもか~、と見せてくれる。メキシコの乾いた空気、それにものうげでヤバイ音楽もかなりの雰囲気モノ。
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥはこれが初監督だそうだけど、なかなかやりますね~。昨年公開の「21グラム」よりもこちらの方がまだ一般向けかな、とも思いますが。

第1話のガエル・ガルシア・ベルナルのエピソード。
兄貴の嫁さんに惚れちゃった、という破滅型のお話ですね。
彼は犬を大事にしてるんだけど、それを闘犬に使うことにより、また一歩「闇」の世界に深入りしていってしまうんです。
ほんと「そこまでやらなくても」というような展開なんですが、なんとはなしに見てしまいます。ベルナルくんは今売れっ子だそうですが、それもうなづける演技。

第2話。スーパーモデルのヴァレリア。足を骨折したあと、彼とのアパートで犬と暮らす。この犬がアパートの床下に開いた穴に落ちて、出て来れなくなってから、幸せだった生活に不協和音が出てきて、というストーリー。
奇妙な話だけどこのあたりまでは面白く見られました。

問題の第3話。
この老人エル・チーヴォが主役なんだけど、なにせ彼の風貌、服装が汚い。彼がそこまで落ちぶれてしまった理由も描かれてましたが、画面的にも単調で時間も非常に長く感じました。

全てのエピソードに犬が出てくるし、後半のエピソードで前の話の後日談がさりげなく入ってくるなど、エピソード同士のつながりも一応ありますね。
前半は面白かったので、そのペースのままいってくれればなぁ、
とちょっと残念な気もしました。

メキシコの風俗とか、背景とか理解できるとまた違うんでしょうけどね。
ちょっと渋すぎた感じ。







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    1. アモーレス・ペロス

      1999年 メキシコ

      出演:
      ガエル・ガルシア・ベルナル、エミリオ・エチェヴァリア、ゴヤ・トレド、アルヴァロ・ゲレロ

      あらすじ:
      メキシコの町を1台の車が疾走していた。運転しているのは、兄嫁スサナを狂おしいほど愛し、そして裏切られた若い男オクタビオだ…

      トラックバック by シネマ~ニャ。 — 2005/8/16 火曜日 @ 20:46

    2. 「アモーレス・ペロス」の事は書いとかないと。

      アモーレス・ペロス

      新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
      昨年はこのブログを通して、たくさんの方々と出会い、またなかなか会う事ができない友人達とより一層親交を深める事ができ、本当にブログをやっていて良かったと思える年でした。今年ももゆる〜く行きますので、どうぞよろしくお願い致します。

      新年、1発目のエントリーはガエル・ガルシア・ベルナルが出演しているメキシコ映画、「アモーレス・ペロス」です。
      この映画、先週観ました。そう去年です。「来年の事を話…

      トラックバック by Bodhi Tree Book Club — 2006/1/14 土曜日 @ 20:45

    3. アモーレス・ペロス

      【映画的カリスマ指数】★★★★☆

       言葉があっても伝わらぬ愛

       言葉がなくとも伝わる愛

      トラックバック by カリスマ映画論 — 2006/2/27 月曜日 @ 3:12


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