Black Pepper’s Blog

「Shall we Dance？」がすごく評判がいいので観てきました。
周防監督の「Shall We ダンス？」をハリウッドがどう料理するのか。

正直あんまり期待してなかったんですけど。

Shall We Dance？ (2004年　/　アメリカ)

写真クリックで公式サイトへ

監督：ピーター・チェルソム
出演：
リチャード・ギア
ジェニファー・ロペス
スーザン・サランドン
スタンリー・トゥッチ
リサ・アン・ウォルター
アニタ・ジレット
リチャード・ジェンキンス

(あらすじ　goo映画　）
弁護士のジョンは帰宅途中、ダンス教室の窓辺に佇む美しい女性を見かけ、その物憂げな姿に心奪われる。ある夜、途中下車して教室に足を踏み入れたジョンは、そのまま入門クラスのレッスンを受けることに。窓辺の女性、ポリーナの姿を追いながら、ダンスの楽しさを覚えていくジョン。やがてジョンは、ダンスコンテストに出場するボビーのパートナーに選ばれる。その頃、妻のビヴァリーはジョンの変化に気付き、探偵を雇うことに…。

かなりオリジナルの設定を残していて。もちろんハリウッド的な味つけの部分はしっかりあるんですけど、「そこまで！」と感心するぐらい原作（？）に忠実でした。

オリジナルと役を比較するとこんな感じに。

リチャード・ギア　＝　役所広司（主人公のさえないサラリーマン）
ジェニファー・ロペス　＝　草刈民代（ヒロイン、ダンス教師）
スーザン・サランドン　＝　原日出子（主人公の妻）
スタンリー・トゥッチ　＝　竹中直人（主人公の同僚、濃いダンス好き)リサ・アン・ウォルター　＝　渡辺えり子(コンテストでの主人公のダンス・パートナー）
アニタ・ジレット　＝　草村礼子（ダンス教師）
リチャード・ジェンキンス　＝　柄本明(探偵）

これがかなり忠実に表現されていて。

例えばリチャード・ギアがほんとにしょぼくれていて
地下鉄で背中を丸めて、窓から見えるダンス教室の光をボーっとながめる。
なんか貧乏そうだし（笑）。

そういう人がこっそりとダンス教室に通うようになり、
だんだんいきいきしていくさまを丁寧に描いている。

それがオリジナルの面白さ、良さだったとは思うんだけど
ハリウッドがやると妙にチープに見えてそれが逆に面白かったりしてね。

ジェニファー・ロペスもかなり平凡なことに悩んでるしなぁ。
でも2人のダンス・シーンはさすがにむちゃくちゃうまくて
このあたりで点数は上がりますね。

竹中直人と渡辺えり子がやっていた強烈な役も
かなりそのままでした。
ちょっとびっくりするぐらいに。

ダンスもの、スポーツもの、恋愛もの。
いろんな要素が入っているけど、基本的にすごくハート・ウォーミングなお話。

そのあたりでも安心して楽しめました。

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