香港島から九龍半島に戻る。
名物のスターフェリーが中環(セントラル)と尖沙咀(チムシャツォイ)を結んでいる。
料金は大人2.2HK$と格安だ。

あいにくの天気でいつもなら見られるという素晴らしい景色(セントラルの高層ビル街は夜観るとまさに「100万ドルの夜景」だということ)が楽しめなかったのは残念だけど。

スターフェリーから

というか雨がだんだん激しくなってくる(笑)。

普段は7,8分でつくということだけど
この日は天候不順で波が高かった関係で13分ほどかかった。

尖沙咀側のスターフェリー乗り場を降りる。
ちょうどバス・ターミナルになっていて
10数台の2階建てバスが行きかう様は壮大だ。
ここから出ているのは市内バス(KMBといいます)が中心とのこと。

バス・ターミナル

尖沙咀のこのエリア、廣東道(カントン・ロード)周辺はハーバーシティ、シルバーコート、DFSギャラリアといった大型のショッピングセンターやブランド・ショップの立ち並ぶ高感度エリアです。
ここでは3日目にとんでもない目にあうんですがその話はまたあとで。

フェリーで来たのは我々だけだったのでバス組をバスターミナル近くの
星光行(スターハウス)前で待つことに。
なんでも渋滞にまきこまれてしまったそうで結局20分近く待つ。

やってきたバスに乗り込み、尖東にある東海海鮮酒店という高級レストランへ。
ここは北京風の飲茶を楽しめるお店です。お昼時でもあり地元の人も多くきていました。

何を食べたかはFlickrサイトを見てほしいけれど。

20050819_尖東_飲茶 (Flickr)

点心が4つ(どれもうまい!)、麺、フカヒレにキャベツ、豚肉の入った煮物、鶏肉ご飯、デザートはこれ。

飲茶

マンゴー・ジュースにタピオカが入っている。タピオカのつぶつぶ加減と冷たさがめちゃうまです。

食事を終え、またバスへ。
これから九龍の買い物できるお店を3軒まわるのだという。

ちょっと話には聞いてたんだけど、こういったツアーで日本人向けに
アレンジされたお店でどこも店員は日本語で接客してくれました。
案内も日本語でほとんど日本にいるのと感覚的には変わらない。
それとね、すごくテレビの通販番組のような印象も受けるんですよ(苦笑)。

申し訳ないけど、僕はこのツアーは買い物目的ではなかったので
この時間はちょっとつらかった。
うん、いい経験をしましたね(笑)。

1軒目は宝石店。
入り口近くに日本の芸能人(浜崎あゆみなど。知らない芸能人(?)もいたな~)が来店したときの写真が。
さらに巨大な原石を見せてくれ、商品の説明も日本語。

香港ではヒスイが有名だけれど、街中で安く買えるものはフェイクであることも多く注意が必要。
ここでは安心ですよ、ということで力が入ってました。

他にもデザイン・リングやネックレスがとても豊富でした。

2軒目はシルクのお店。
ここでは大阪出身(?)の店員さんが1人いて、ものすごくテンション高く。
いちばん力入っていたのは美容にいいというフェイス・タオル。
日本にもおろしているというが5000円のものが今回2000円でいいという。
この人の話術はすごくてみんな笑いながらもどんどん買ってしまう。

僕はですね(笑)、困ったな~と時間をつぶしてたんですが、
「これいいですよ」「買いませんか」の連続攻撃に、ヘトヘト。

2000円の男性用パジャマがあったので見てみたら、デザインがなんともやぼったい。
ちょっとカラフルでいいな~と思うのはそれとは別コーナーで15000円。
「もし買うとしたらこれかな」
と余計なことを言ったら、どんどん売り込まれ、
15000円→12000円→10000円→8000円
とどんどん下がっていきました。

あぁ悪いことしたなぁ。2000円だったら、買うだなんてとても言えませんでした(苦笑)。

3軒目は漢方薬のお店。
「この薬はこんな効能が」というプリント(日本語)を渡してくれて
個室で説明が。
さすがに疲れてきたので、うつらうつらしていました。

僕には滋養強壮の薬がいいそうですよ(笑)。

3軒のお店をまわり、尖沙咀の北京道(ペキン・ロード)にあるギャラリアという大型DFS(免税店)の店内でこの日は解散。16:40頃でした。

後半がちょっとつらかったけど、右も左もわからない香港を案内してくれた張さんに感謝。
お土産も手配してもらいました。

ここから自由行動。
ということで唐突だけど尖沙咀の地図を。
こんなところにいったんだよ~ということで。
尖沙咀はほんと都会って感じで洗練されてました。

尖沙咀の地図

画像をクリックするとFlickrサイトで詳細が出ます。
ワールドシティガイドの香港、尖沙咀(チムシャツォイ)Mapをお借りしています。

ツアーでは特典として地下鉄(MTRといいます)の1日乗り放題券(との引換券)というのがついていたんだけど、それが交換できるのが九龍側だとスターフェリー乗り場の近くにある香港政府観光局だという。

それで1人になってさっそくスターフェリー乗り場に。
乗り場の人に「MTR 1day free passどこ?」というような怪しいことを
言ったら(駅構内にあると思ったのだ)、外の方にあるんだという。

観光局では事情を説明して指定の用紙に名前を記入し、
パスポートを見せるとMTRの1日乗車券をくれた。
ちなみに普通に買うと25HK$らしい。

カントン・ロードを北の方に戻り、ギャラリアを過ぎてハーバーシティ(超大型ショッピング・センター、内外の高級ブランドショップがギッシリ)の向かいにあるハードロックカフェ(HRC)に。

東京では六本木、上野に、横浜にもある同店の香港店です。

ハードロックカフェ・ジャパン

Hard Rock Cafe(Hong Kong 香港)

ハードロックカフェ

ここは欧米人のお客がほとんどで店員も英語で接客してくれる。
サービスもこまやかで食事もおいしいので
外の喧騒に疲れたら訪れてもいいんじゃないだろうか。
ちょっと高いけどね。

ビートルズを初めとした世界のロックスターのお宝グッズが店内に陳列され、
流れるのもアメリカのミュージック・ビデオ(僕のいた時間はイーグルスの再結成時のライブ映像が流れていた。やや年配者向けのセットなのかもしれない)とあちらの雰囲気いっぱい。

「地球の歩き方」にここではインターネットが使えると書いてあったので、ビールを1杯飲んでから頼んでみる。
デジカメの写真をアップできたらなとPC接続用のUSBケーブルも持っていったのだが、
「それは使えませんね。閲覧だけです」と断られてしまう。残念。
日本語のフォントはなかったのでローマ字で友達に近況報告。
日本のニュースもちょっとながめる。総選挙の話題が多い。

「今日はリハだけなんですよ」と言われたんだけど
そのリハ(?)が始まる。
白人の若い男性がロックを歌うが、聴いてるとどうも中国語らしい。
なんだかとてもミスマッチだった。

「ここはこうしたほうがいい」とかすぐ打ち合わせに戻ったり
と2,3曲やって終了。

ついでに僕も食事に戻る。

ハードロックカフェ

Potato Skins(78HK$)

ふっくらとしたポテトに、ニラ、チーズ、アンチョビを加えてある。
液状のチェダー・チーズをかけて
食べるのだが、これがうまい!

ハードロックカフェ

Herb Grilled Marinated Chicken Breast(120HK$)
鳥の胸肉をマリネして焼いたもの。

フルーツ(キウイ?)、ニンジン、ジャガイモが添えてある。
なんかステーキみたいであつみの
ある味。これもむちゃくちゃうまい。

ここの店員はススメ上手だ。
ビールがないのを見ると、「いりませんか?」と聞きにくる。
「ハーフパイントでいい」と言っても「1パイント?」と一応聞いてくる。
「ハーフパイントで」と念を押したら笑っていたけどね。

東京のハードロックカフェと比べたら値段は高いかと聞かれたので
「同じぐらいだよ」と答えておいた。
実のところ、ドリンクはこちらの方が高いんじゃないかな。
カールスバーグ・ビールがハーフパイントで35HK$だよ。

すっかり気分がよくなって店をあとにする。
「もうインターネットはいいの?」なんて言われてしまった(笑)。

かなり雨脚が強くなってきて、店先で休んでいる人も多い。

MTRの尖沙咀駅に向かう。

旺角(モンコック)か佐敦(ジョーダン)にでも行ってみようかな、と軽く考えながら。

だけどこのあとむちゃくちゃ迷子になっちゃったんだよね(笑)。







関連記事(試験運用中)

  • 香港旅日記・番外篇② / 香港 ノンジャンル、蔵出し映像
  • 香港旅日記・番外篇① / 小心地滑
  • 香港旅日記① / 到着まで
  • 香港旅日記④ / カウロン・シティーを探して
  • 香港旅日記⑦ / マカオ行きの船着場。デジカメ、雨に負ける。




  • コメント/トラックバック:0 個 »

    トラックバックURL: http://blackpepper.oops.jp/wp/archives/1407/trackback

    この記事にはまだコメントがついていません。

    コメントをどうぞ

    コメント、トラックバックは確認後に表示されます。しばらくお待ちくださいね。

    段落や改行は自動挿入です。メールアドレスはサイト上では非表示です。
    使用できる HTML タグ: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong>