Black Pepper’s Blog

1日は映画の日。2本観てきました。

1本目はニコール・キッドマンの新作「奥さまは魔女」。
日本では1966年から放映されたあのTVドラマ「奥さまは魔女」をモティーフにラブコメの名手ノーラ・エフロンが新たな物語を。

奥さまは魔女 (2005年　/　アメリカ）

写真クリックで公式サイトへ

監督：ノーラ・エフロン
出演：
二コール・キッドマン
ウィル・フェレル
シャーリー・マクレーン
マイケル・ケイン
ジェイソン・シュワルツマン

(あらすじ　goo映画　）
普通の恋を夢見て人間界へやってきた魔女、イザベルは、街で出会った落ち目の俳優ジャックにスカウトされ、テレビドラマ『奥さまは魔女』のサマンサ役に大抜擢される。ジャックとの恋の予感に興奮するイザベルだが、実はジャックは、この番組で映画界復帰を図るべく、自分を引き立てる無名女優を探していただけだった。現場で横暴な態度を見せるジャックに怒りを爆発させたイザベル。それをきっかけに、ふたりは本当に惹かれあっていくのだが…。

さすがにリメイクといっても元ネタが有名すぎるんでちょっとひねってきました。
あの「奥さまの魔女」がリメイクされることになり、サマンサを演じるのがホンモノの魔女イザベルという二重構造になっていて、ユニークだ。

だから「普通の人間になりたい」というサマンサの願いはイザベルも
持っているものでそのあたりでTVドラマと現実が（恋愛も含めて）
シンクロしていってしまう。

ダーリンを演じるジャックはサタデーナイト・ライブ出身のウィル・フェレルが。
自分本位でプライドだけ高い「大根役者」と評されるが、ほんとにそう見えるのでなかなか適役かもしれない。

ニコール・キッドマンの60年代風ファッションもかわいいし、
彼女の「スレてない」感覚は「遅れてきたお嬢」って感じで
いやみがなく、楽しめる。

イザベルの「女好きの」父親をマイケル・ケインが。
「魔女を演じるホンモノのもう1人の魔女」女優アイリスをシャーリー・マクレーンが。
この2人の老名優が作品に優しい彩を添えている。

それにしても。
ちょっと手を動かしただけで使える魔法ってのが
とてつもなく便利で
「私は普通になるの。魔法を使うのはこれが最後」
と誓うイザベルがついつい魔法に頼ってしまうところ。
無意識なだけに観てておかしい。

なんともかわいくて、後味のいい、良質のコメディー映画。

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