台風14号の被害、大変だったようですね。
引き続きお気をつけください。

時間はあったんだけど、ちょっと外に遊びに行くのは
ムリかなぁと感じたので家でおとなしくDVDを観てました。

ムーンライト マイル (2002年 / アメリカ)

ムーンライトマイル デラックス版
B0000V4O7E ジェイク・ギレンホール ブラッド・シルバーリング ダスティン・ホフマン

ジェネオン エンタテインメント 2004-01-16
売り上げランキング : 24,134

おすすめ平均 star
star真実の言葉
star私には合わない映画かも・・
star受け入れることの大切さ

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監督: ブラッド・シルバーリング
出演:
ジェイク・ギレンホール
ダスティン・ホフマン
スーザン・サランドン
エレン・ポンペオ
ホリー・ハンター

(あらすじ MOVIE WORLD より )
1973年、マサチューセッツ州ケープ・アン。混沌とした時代の中で自分の生き方が定まらないジョーは、婚約者のダイアナと結婚して、彼女の父ベン・フロスの不動産業を手伝うはずだった。しかし突然の悲劇が家族を襲う。街角のコーヒーショップで起こった発砲事件の流れ弾に当たり、結婚式を間近に控えたダイアナが帰らぬ人となってしまったのだ。慣れない環境にひとり取り残されてしまうジョー。そんな彼を温かい気持ちで見守り支えてくれたのは、痛々しいほど前向きにジョーとの新しい親子関係に希望を見出そうとするベンと、世間体にかまわず他人の同情を拒否し続ける妻ジョージョー、他でもない二人であった。彼らもまた、ジョーと接することで娘を失った悲しみから目を背けようとしていたのだ。

真実を知ることの重さや大事な人を失っても
それでも生きて前に進まなければいけない、
なんてことを感じました。

突然娘を不条理な殺人事件でうばわれた両親(ダスティン・ホフマンとスーザン・サランドン)や婚約者ジョー(ジェイク・ギレンホール)。

・発砲事件の裁判で犯人を有罪に追い込むこと。
・ベンとジョーが共同事業として不動産業を営み、ある地域の「地上げ」を成功させること。

この2つが彼らの共通の目的となっていくんですが、
その過程で否応なく過去と向き合わされ、なかなか「娘のいない状況」
に踏み出すことができません。

特にベン、ダスティン・ホフマンの演技は秀逸で
この2つにこだわっているのは彼が実は娘の死をまったく受け入れていない、
受け止められずに「そこで止まってる」っていうことが明らかになってきます。
作家であるジョージョーも事件以来まったくなにも書けなくなっていたということでは同様です。スーザン・サランドンもうまいなぁ。

さらに事件直前に2人は既に婚約を解消していて
「愛する人を奪われ、人生を狂わされた婚約者」
というストーリーそのものが成り立たなくなっている。
でも彼女の両親への思いやり(ある意味欺瞞ですが)から
それを言い出せず、苦悩する青年をジェイク・ギレンホールが好演しています。

時計の針は元に戻らない。
どこかで前に進まなければいけない。

彼の下した「決断」と苦い真実を受け入れ、新たな人生に踏み出した
彼ら。

僕は意外とこのラスト、いいと思いましたが。
さてどうでしょう。







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    1. ムーンライト・マイル

      ムーンライト・マイル
      (MOONLIGHT MILE)
      製作: 2002年、アメリカ
      監督: ブラッド・シルバーリング
      脚本: ブラッド・シルバーリング
      出演: ジェイク・ギレンホール、ダスティン・ホフマン、スーザン・サランドン、エレン・ポンピオ、ホリー・ハンター

      娘…….

      トラックバック by 結局映画かよ — 2005/11/13 日曜日 @ 13:26

    2. ムーライト・マイル

      今回は、『ムーンライト・マイル』を観ました。

      ストーリーは、結婚式の直前、婚約者のダイアナが流れ弾に当たって死んでしまう。婚約者であるジョーは、そのまま彼女の両親の元に残り、理想的な娘婿の役目を果たそうとする。が、彼にはどうしても言い出せない…

      トラックバック by DUCKMOVIE — 2005/12/1 木曜日 @ 12:08


    コメント


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    1. 「ムーンライト・マイル」に対するromy♪さんのコメントです。

      次に「ムーンライト・マイル」は、本当に良かったです。
      まず死んだ女の子の両親役の2人が、ツボを突いた演技でさすがだと思いました。
      肉親を亡くすのは、人生における悲しみのトップでしょうが、それが逆縁である子供の方が先に死ぬ・・・しかも殺されるわけだから、ショックはいかばかりかと察するに余りあります。

      それでも人は生きて行かなくてはならない。
      だから残された者が、生きて行けるように、「日にち薬」と言う自然治癒力を、人間に身につけさせてくれたんだと思います。
      「日にち薬」が効果を現すまでには、その亡くなった人の死を受け入れる事ができるように、アローアンスの期間を、あの両親にくれたんだと思います。
      それが娘の元婚約者です。
      嘘をついてしまったのも、彼には娘が死なれた両親の心の穴を、応急処置できるのは、自分だけだと本能で悟ったからだと思います。

      やはり肉親に死なれると、その死を受け入れるには、時間が必要です。
      そんな事をしみじみ考えさせられました。

      コメント by Black Pepper — 2005/9/10 土曜日 @ 11:47


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    3. >romy♪さん

      >まず死んだ女の子の両親役の2人が、ツボを突いた演技でさすがだと思いました。

      そうですね。
      彼らの演技はほんとにリアルで説得力がありました。

      >肉親を亡くすのは、人生における悲しみのトップでしょうが、それが逆縁である子供の方が先に死ぬ・・・しかも殺されるわけだから、ショックはいかばかりかと察するに余りあります。

      それでも人は生きて行かなくてはならない。
      だから残された者が、生きて行けるように、「日にち薬」と言う自然治癒力を、人間に身につけさせてくれたんだと思います。
      「日にち薬」が効果を現すまでには、その亡くなった人の死を受け入れる事ができるように、アローアンスの期間を、あの両親にくれたんだと思います。
      それが娘の元婚約者です。

      こういった感想は僕には出てきませんでした。
      なるほどですね。
      突然の出来事にはなにがしかのallowanceが必要かもしれませんね。

      彼女のこともその両親のこともよく知っていた
      婚約者だったからこそ、急にその家族から離れる、見放すということが
      できなかったのかもしれませんね。
      もちろん彼自身にもallowanceは必要だったのでしょうが。

      そう考えるとあの裁判でのスーザン・サランドンの表情は
      「前に踏み出す一歩」だったわけですね。

      コメント by Black Pepper — 2005/9/10 土曜日 @ 11:54

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