10/15(金)

尾道からフェリーで向島へ。
5分ほどでつく。

ついてすぐの兼吉というところ。
大林宣彦監督の映画「あした」のロケでつかわれた船の待合所を移管してバスの休憩所として利用している。
けっこう雰囲気あるもんだなぁ。

向島では現在12/17公開の映画「男たちの大和」のオープンセットが展示されています(2006 3/31まで予定。詳細はこちら)。

雨がだいぶ落ち着いてきたようだったので、
レンタサイクルでしまなみ海道を行ってみることに。

渡場のおばさんがレンタサイクルの管理も兼ねていて
MAPや連絡先をくれるなどとても親切にしてくれる。

※レンタサイクルは1日500円。保証料1000円を追加すれば途中14箇所のサイクリングターミナルのどこでも乗り捨てることができます。

「今から?」とだいぶ驚かれていたわけにはあとで気づくわけだけど・・・。
15:45頃チャリに乗り始める。

写真はFlickrサイトに。

20051015_しまなみ海道1

今回大体こんなルートで行きました。

Google ローカル 瀬戸内しまなみ海道

向島→因島→生口島→大三島→伯方島→大島→今治(四国側)

とあってそれぞれ大きなつり橋で結ばれています。

しまなみ海道は車で行く有料道路と自転車・原付・歩行者専用の道路があって
通っているコースも大幅に違ったりします。
「しまなみサイクリング・ロード」というその道は
アップダウンがわりと少なく海沿いの道が多い。
整備状況もよくとても走りやすいです。
車道は直線的です。

ただ橋の周辺ではどうしても高度差があるので
その迂回路をぐるぐるまわるのだけど
ここはけっこうキツイです。
あと各橋には50~200円の通行料が必要です(歩行の場合無料)。

向島ではさっそく自動車道から離れてまず海側(西)を目指す。
海が見えてきて一気に風をあびるようになるとこれが気持ちいい!
視界の右半分が完全に海で、交通量も少ないので
かなり気持ちいい。

向島

なんか日常のストレスとかもやもやとか
一気に解消された感じで(誰も見てなかったから)
思わず笑ってしまった。

因島大橋(3.4km)を越えたあたりから夕日が瀬戸内の海にかかってきてこれがすごくキレイ!

海沿いを4kmほど行ってから内陸に。
因島はけっこう高低差きついです。まぁ山があるからね~。

また海側に来てここから2kmほど海沿いを。

生口島への生口橋(3.0km)を越えた頃にはとっぷりと暗くなっていました。18時頃。

生口島のは完全な自転車専用道路で。
ここはアップダウンも少なく、とても走りやすかった。

ただもうこの時間になると海辺のリゾート施設もどこも閉まっていて。
それに道路標識やきっかけの看板がみえづらくなっていて
かなりキケンな感じもしてきた。
雨の中走ってきたんでけっこう疲れ気味でもあったし。

それでこの時点でまだ半分ほどということで
多々羅大橋を越えて大三島についたら
そこで今晩の宿を探そうと方針変更。

多々羅大橋(4.2km)を越えて。

大三島では道の駅「多々羅しまなみ公園」もあって
ここでレンタサイクルも返せるからいざとなったらそうすればいいかな、と。

近くのIC(インターチェンジ)の料金所の方に事情を説明して
近くにある温泉宿を教えていただきました。
本当にこのときは助かりました。
ありがとうございました! もし見てたら。

宿は自転車だとわりと近くて、お風呂も潮風呂というのに入れ、
お料理も(特に魚が)とてもおいしかったです。
お値段も6000円ほどとお得。
この日泊まるはずだった愛媛の従兄弟にはおわびの電話を入れ、
明日の昼頃までに行くことに。

10/16(日)

2日目。
さて大三島の旅館を6時半ぐらいに出る。
台風はひとまずそれたとのことで
前日の雨がウソのように晴れ渡り、
素晴らしい天気。

昨日のことを考えるとまだ半分ぐらいあるので
朝食はコンビニですませ、さっそく出かける。

大三島

Flickr 20051016_しまなみ海道2

大三島、それに次の伯方(はかた)島は面積のわりには
しまなみ海道が最短ルートを通っていて
移動距離は短い。

それに一晩よく寝たので前日よりもコンディションが全然よく、
快晴のもと気持ちよくサイクリング。

伯方・大島大橋(2.6km)を越え、いよいよ最後の大島に。

ここはけっこう長かった。山を越えて吉海の港に。
このあたりから四国側から尾道を目指す本格的アスリートの方たちとすれ違い始める。
やっぱりしまなみ海道を縦断しようと思ったら朝から始めるのが本当のようだ。
最低で7時間ぐらいは見ておいたほうがいいのかもしれない。

大島

9時を過ぎていたので「吉海物産市場」やサイクリングターミナルも開いている。

前日の雨でMAPが濡れてしまっていたので新しいのに替えてもらい、
対岸四国側に行ったらこうすればいいと詳しく教えてもらう。

来島海峡大橋 ( 「瀬戸内しまなみ海道を行く」より)

来島海峡をまたぎ四国・今治から大島へと渡るこの橋は世界初の3連吊橋で、完成までに約9年の歳月がかかりました。総延長4kmの三つの橋の雄大さには圧倒されます。第3大橋、第2大橋は世界第14位と15位で、日本国内では明石海峡大橋(世界1位)、南備讃瀬戸大橋(世界10位)に次いで3位、4位の長さです。

ここの橋はさすがに大規模で、自転車・原付用の迂回路(コンクリ性)がなんと空中をらせん状に回ってる。これ天気が悪かったり、風が強かったらマジでコワそうだけど、なにせこんなの体験したこと無いからすごくアガル(笑)。

橋ではこちらを徒歩で散歩しているおじいさんやおばあさんに出会う。
みなさん、お元気だよなぁ。

見る余裕がなかなか無いのが残念だけど、
瀬戸内はほんと細かい島がたくさんあるし、
波間やゆきかう船をながめたり、その音を聞いてるだけでも
ほんと癒される。

ついに橋を越え、四国に上陸。
サイクリングターミナルのあるサンライズ糸山で
JR今治(いまばり)駅の近くにも自転車を乗り捨てできる
出張所があるからと今度は今治の詳細地図ももらう。

今治駅まではチャリで30分ほど。
ここから予讃線(よさんせん)で従兄弟のいる松山へと向かう。

11時ちょっと過ぎ。快晴だ。







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