下北沢を舞台にした映画「男はソレを我慢できない」を観てきました。
渋谷シネ・アミューズにて。

実のところ今下北沢の商店街にはこの映画ののぼりがたくさんかかっていて
観たって言うの恥ずかしいような気すらするんですが(笑)。

男はソレを我慢できない (2006年 / 日本)

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監督: 信藤三雄
原案: もりばやしみほ
脚本: 大宮エリー
出演:
竹中直人 DJ TIGER(服部大河)
鈴木京香 さつき(大山さつき)
小池栄子 CHERRY(服部ちえり)
ベンガル おいちゃん(服部弁軽)
清水ミチコ おばちゃん(服部ミチヨ)
高橋幸宏 真竜寺・住職
高橋克実 チャーリー(鮫島千有)
温水洋一 なすおやじ
大森南朋 たかし
ワタナベイビー ベイビー(渡辺大覧)
中村達也 タツヤ
田中卓志 赤パン (アンガールズ)
木村公一 健ちゃん
HITOE ひとえ
斉木しげる 社長(金閣寺大造)
緋田康人 ヒルズ(丘比留男)
野宮真貴 小ママ
岸野雄一 大ママ
安斎肇
小島麻由美
東京キャ★バニー

(あらすじ goo映画 )
7年ぶりに下北沢の実家「饅頭屋うさや」へ帰ってきたDJタイガー。店を経営するおばちゃんやおいちゃん、愛する妹ちえりに再会したタイガーは、幼なじみのマドンナ・さつきが離婚して下北沢に戻っていることを知る。取り立ててすることのないタイガーは、街の仲間とつるんではさつきが経営する和風喫茶「大山茶苑」に入り浸るように。そんなある日、平和な下北沢に突如として巨大ソープランドの建設計画が持ち上がる!さつきに懇願されたタイガーは、反対運動を始める…。

竹中直人、鈴木京香ら豪華俳優陣を始め、高橋幸宏(YMO)、中村達也(THE BLANKEY JET CITY)、HITOE(SPEED)、小島麻由美ら錚々たるミュージシャン、お笑い芸人など異色キャストが集結した痛快コメディ。「大規模な都市開発計画で転機を迎えている下北沢の風景を、映像アーカイブとして残す映画プロジェクト」として制作された本作だが、内容はいたっておバカ!

そうおバカなんです!

ミュージック・ビデオの監督として数々の名作を残す信藤三雄の初の劇場長編に
彼と交流のある、そして下北沢を愛する名優、ミュージシャン、怪優といった豪華出演陣が総結集。

ド派手なエフェクト、マンガとも思えるポップなCGコラージュに原色の衣装(竹中直人のラメ入りの柄シャツが典型だろう)、セリフをくどくどと字幕にというセンス。
エロを通り越してシュールさすらただようキッチュなギャグ。

すごいテンションですわ。

ツボにハマる人には強烈にハマるだろうし、
生理的に受け付けない人もいるだろう。

でもそういった表面のドギツさとうらはらに
駅前の再開発計画で実際に失われようとしている昔からの下北沢の情景をどこかに
残しておきたい、そんな愛情が感じられる。
実際に街中のお店でロケされているようだしね。

またTIGER(竹中直人)の実家が老舗の饅頭や、それから愛する妹にあこがれのマドンナ登場、
でもうまくいかなくてという展開は「男はつらいよ」を踏襲しているようだ。

音楽もミュージック・ビデオ出身の監督の作品らしく
場面場面にキッチリハマっていて見事。
特にバー「LADY JANE」で小島麻由美 が歌う「みずうみ」と
終盤鈴木京香が歌うジャズ・スタンダード「STARDUST」は失われゆく
情景への憧憬が心をうつ。

信藤監督周辺の下北沢人脈総結集といった趣もあるので
昔からのファンには細かい点まで楽しめるだろう。







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