恩田陸 / 図書室の海
Book図書室の海 | |
恩田 陸
新潮社 2005-06 おすすめ平均 |
恩田陸の短編集。
これまで出ていた長編の番外編やいわば「予告編」にあたる短編、習作など「恩田ワールド」にハマった人にはより楽しめるしかけがいっぱいだ。
「六番目の小夜子」で軽く触れられた関根秋(しゅう)の姉、夏の物語「図書室の海」や「夜のピクニック」の前日譚「ピクニックの準備」などなど。
ただ僕の場合このところ続けざまに10代のハイスクールものを読んでしまったので
かえってごく普通のOLのロッカールームでの恐怖を描いた「茶色の小瓶」や、喫茶店の人気ウェイトレスが「あるもの」をコーヒーに入れる「国境の南」といった作品のほうがかえってホッとしたというか楽に読めました。
この作家は元々ホラーよりの作品も多かったんですね。
(読了日 2006/10/31)
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読書日記@図書室の海
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