この映画に続編ができるとは思ってなかったな。
オドレイ・トトウも当時と比べても大物になっているしね。

キャスト、スタッフもほぼ前作のまま。
「スパニッシュ・アパートメント」(レビューはこちら)の5年後、30歳になった彼らを描く続編です。

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2
ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2 ロマン・デュリス セドリック・クラピッシュ ケリー・ライリー

角川エンタテインメント 2006-11-24
売り上げランキング : 14032

おすすめ平均 star
star前作と比べると。
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監督:セドリック・クラピッシュ
キャスト:
ロマン・デュリス
オドレイ・トトゥ
セシル・ド・フランス
ケリー・ライリー
ほか

(あらすじ 角川ヘラルド )
 バルセロナのアパートで、他国の留学生仲間と共同で暮らしていたはちゃめちゃな学生生活から5年。30歳になったグザヴィエは、夢だった小説家への足がかりはつかんでも満足いくものは書けず、理想の恋人にもまだ出会えていない。元恋人マルティーヌや親友でレズビアンのイザベル、行きずりの恋人たちと日々を過ごす中、ひょんなことから彼は、ロンドンに住むかつての留学生仲間ウェンディと共に仕事をすることに。しだいに2人の関係は親密になっていくが、同時にグザヴィエは、元モデルでセレブのセリアとも付き合い始めてしまう。やがてウェンディといっしょに、彼女の弟ウィリアムの結婚式に出席するため、サンクトペテルブルグを訪れるが…。

前作のことはかなり忘れてしまっていたんだけれど、後半になるにしたがって
前作の人物が次々と出てくるのでしっかり見直してからのほうがいいかも。

今回のは群像劇というよりもグザヴィエに焦点が絞られていて、彼を好きになれるかなれないかで評価は変わりそう。
なにしろこの人すごくフラフラしてるし、ダラダラと複数の女性とつきあってるし、
「どこがいいの?」と疑問符が大量につきそうな男だ。

その力の入らなさとかなんだかんだでマメなところがいいんだよ、ということなのかもしれないけど。

前作に登場した仲間たちのいかにもな成長ぶり、年を重ねていく中で自然とぶつかる困難や悩みなど、前作が「学生気分の群像劇」だとするならこちらはしっかり「社会に飛び込んでその中でもがく30歳たち」の物語になっている。

あいかわらず画面のセンスはおしゃれだし、色使いとか抜群ですよ。
この監督や前作が好きな人なら楽しめるだろう。







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