平岩 弓枝 / 閻魔まいり―御宿かわせみ 10
Book閻魔まいり―御宿かわせみ〈10〉 | |
平岩 弓枝
文藝春秋 2005-02 おすすめ平均 |
第10巻。8編を収録。
「源三郎祝言」
札差の江原屋佐平が殺された。残された21歳のお千絵は男よりも上背があり、これまで良縁に恵まれないできた。そんな中東吾の親友畝源三郎に縁談の話が。
とんとん拍子に婚姻の日まで進むが、当日なんと花嫁が男と駆け落ちしてしまう。
源三郎に恥をかかさないよう東吾の兄通之進が下した決断とは・・・。
この回で堅物で女と縁がないことで知られていた源さんがついに結婚する。
この後の源三郎夫婦も作品に味を添え、いい感じである。
「星の降る夜」
日本橋横山町にある伊勢屋という小間物屋に買い物に行った「かわせみ」の女中頭お吉が
店内で火鉢や鉄瓶、小道具が空中を飛び交うという超常現象に遭遇し、倒れてかわせみに運び込まれる。幾人もの人が目撃しており、とても白昼夢とは思えないのだが・・・。
事件は事件として解決するが、不可思議で説明のつかない部分もあり、そのあたりなんとも不思議な印象の残る作品。
(読了日 2007/3/6)
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