「いいらしいよ」とオススメを受けていた「16ブロック」。
2月の初めにレンタル開始されましたが、いやーこれ人気ありましたね。
ようやく借りれました。

16ブロック(2006年 / アメリカ)

16ブロック
16ブロック ブルース・ウィリス リチャード・ドナー モス・デフ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2007-02-02
売り上げランキング : 321

おすすめ平均 star
starうん
star教科書的な脚本
starこんなブルースも味があってよかった

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監督:リチャード・ドナー
出演:
ブルース・ウイリス
モス・デフ
デビッド・モース
ジェナ・スターン
ほか

(あらすじ goo映画 )
夜勤明けで署に戻った刑事ジャック・モーズリーは、上司に簡単な任務を課せられた。それはわずか16ブロック先の裁判所まで囚人エディ・バンカーを護送するというもの。嫌々任務を引き受けたジャックはエディを車に乗せて護送を始めたものの、渋滞やうるさいエディに嫌気がさし、エディを車に残したまま酒を買いに行ってしまう。だがジャックが車に戻ってくると、そこにはエディに向けて銃を構える男がいて……。

こういうブルース・ウィルスも悪くない。

足をひきずり、アルコール中毒気味で顔色は悪い。
ちょっとだけ復活した髪の毛もかえって哀愁を誘う。

銃の腕は一流だけど「ダイハード」シリーズのような身体をはったアクションは望むべくもない。

いいところないようだけど、「そういう男が事件にまきこまれたらどうたちまわるか」という点をうまく作ってあり、荒唐無稽さよりもリアリティ重視の作品に。

日本でいうなら原宿と渋谷ほどの距離にあたる、16ブロック先の裁判所まで、留置場から証人護送をすることになった刑事ジャック。
「簡単な仕事」のはずだった。
だがそれが警察内部の不祥事を暴くものだったために、仲間のはずの刑事たちからも追われ、孤立無援に。

モス・デフはとぼけた小悪党という感じで、命を狙われているのに
軽口を忘れないし、ちょっとした気遣いがチャーミングだ。
特にバスのシーンはよかった。
それにしてもこの人のダミ声はブルースが「なに?」と首をかしげるのも納得の聞き取りにくさ。
字幕必須です(笑)。

敵役はこの場合デビッド・モースということになるんだろうけど、
彼のキッチリとスーツを着こなしたダンディさ、
に対してヨレヨレのブルースができることは、という対比で面白い。

後半エディとモーズリーの友情、絆が強調されて
派手なアクションにはない、渋いあたたかみを感じさせる。
「人は変わることができる」
そんな普遍的なテーマも織り込まれており、ジワジワとくる。
エディの夢だったパン屋、その名前も感慨深い。
監督は「リーサル・ウェポン」シリーズのリチャード・ドナー。
なるほどの出来だ。

DVDには劇場公開時のものとまったく違う別エンディングも同時収録されている。
個人的な好みだけど劇場版のほうが救いのあるハッピー・エンドで「いいなぁ」と思うのだが。







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