Black Pepper’s Blog

予告編の雰囲気がとてもよかった「ホリデイ」を観てきました。
たまにこういうのが観たくなるんです。

ホリデイ（2006年　/　アメリカ）

写真クリックで公式サイトへ（音が流れます）

監督：ナンシー・メイヤーズ
出演：
キャメロン・ディアス
ケイト・ウィンスレット
ジュード・ロウ
ジャック・ブラック
イーライ・ウォラック
ほか

(あらすじ　goo映画　）
傷ついた心を癒すため、見知らぬ土地に旅立つ事を衝動的に決心したアマンダとアイリス。ネットを通じて知り合った二人は、ロスとロンドン近郊にあるお互いの家を2週間だけ交換する事に。こうしてロスからロンドンにやってきたアマンダは、同棲していた恋人と手ひどい別れをしたばかり。一方のアイリスは、片思いしていた同僚の婚約発表により失恋…。新しい土地で彼女たちを待っていたのは、美しい家と思い掛けない出会いだった

「ホーム・エクスチェンジ」。お互いに自分の家を一定期間貸し借りすること。
でもそれって人間関係だったり、オトコ関係だったり、そういったものまで貸し借りってできるんですか（笑）。

どうしようもなく煮詰まったとき、旅行にいくだとか、環境を変えるだとか考える人は多いだろう。知らない国の知らない人のうちに住んでみたら、というのはかなりの飛躍だけど、それをやっちゃったらという話。

ロサンゼルスの陽光あふれる世界とロンドン郊外コーンウェルドの冬の厳しい田園風景という対比がいい。人はやっぱり気候の影響って受けてしまうみたいで（笑）、キャメロン演じるアマンダは、喜怒哀楽の激しさとドジでオーバーアクションなところがどうしようもなくカルフォルニア・ガールだし（そこがあのトシにしてキュートなんだけど）、
ケイト・ウィンスレット演じるアイリスはホリデイ先でも仕事のメールを受けてしまう。
しかもマイルズ（ジャック・ブラック）とは手もつながない。
アマンダは兄のグラハム（ジュード・ロウ）と酔っ払ったイキオイで寝てからすべてを考え始めるのに（笑）。

アイリスの住むコテージがまるでピーター・ラビットの住んでるかのようなイギリスの郊外の素敵なハウス、アマンダが住むロスの豪邸はプールもついたハリウッド・スタイル。どちらも魅力的だ。
でもこの2人にとっては「いつもの場所じゃない」非日常性のほうが重要だったみたい。
そしてそこで出会ういつもとは違った人々。

キャメロン・ディアスはゴージャスでわがままで神経質で、
どこまでもアメリカン。
こういう役、あとどれぐらいやれるんでしょうね（笑）。
今作でもウエストラインはめちゃ細！　まだやれるという感じでしょうか。
相手役のジュード・ロウは今回ブチュー、ブチューと何度もキスをしてますが。
キスの仕方で、気のない感じ、盛り上がってくる感じ、気持ちを伝えようとするキスなど
変幻自在の表現。こういうのはうまいね～。
実生活でのスキャンダルの印象をどの程度消せるのかはわかりませんが（笑）、
素敵な役者ぶりです。
対してケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックのカップルはすんごい奥手です。
ビデオ・ショップで映画音楽の物まねに励むなんていうオタクなやりとり、
かなり悲しいです（笑）。
かつての名監督アーサー（イーライ・ウォラック）の「リハビリ」をアイリスが嬉々として手伝うというのも、「なにかの役に立ってる」という実感が欲しかったのかな。
ここでもいいセリフ連発。

グラハムが先妻との2人の子をかかえるしっかり生活感のあるお父さんだったり、
アイリスの元彼の「ホリデイ」先までやってくる無神経さだとか、
まぁありがちではあるけれど、面白い展開。

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