阿川佐和子 / 阿川佐和子の会えばなるほど―この人に会いたい6
Book阿川佐和子の会えばなるほど―この人に会いたい6 (文春文庫) | |
阿川 佐和子
文藝春秋 2007-12-06 |
週刊文春連載中の「阿川佐和子のこの人に会いたい」の文庫版6冊目。2005年~2006年分から収録。
時々この連載読んでるんだけど、旬なゲスト、(こちらにとっては)未知なゲストとのごくごく自然な対談がいつも楽しみな、シリーズです。
なにがいいのかな、と考えてみたけれど、相手のキャラや大物感に物怖じしない、自分のごく素朴な好奇心を大事にする阿川さんの「素」の部分がすごくいいんだろうと思う。有名人であっても人と人の関係だから、やっぱり表面的な部分よりも「素」の部分でぶつかってこられた方が、本音も出やすいし、気持ちがいいんだと思う。
この巻では岡崎朋美の知られざる(?)男談義や、ムショ帰りの角川春樹のあいかわらずの「ビッグ」ぶりとその一抹のさみしさ、「仲の良すぎる」清水ミチコとのどちらがホステス(進行役)だかわからないトークなんかが面白かっただろうか。
自分の知らないゲストの話も意外に興味深く読める。これは筆の力だろう。
(読了日 2007/12/22)
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