予告編見てて「あ~これは面白そうだなぁ」という予感があったので
「ガチ☆ボーイ」を観てきました。

会場は先日飲み会のあったすぐそこの池袋テアトルダイヤ。
「あ~やってる」と知ったんで。安易ですな。

ガチ☆ボーイ (2008年 / 日本)

ガチ☆ボーイ

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監督:小泉徳宏
原作:蓬莱竜太
主題歌:チャットモンチー
出演:
佐藤隆太
サエコ
向井理
仲里依紗
宮川大輔
泉谷しげる
川岡大次郎
瀬川亮

(あらすじ goo映画 )
大学在学中に司法試験合格も夢ではないと言われる秀才、五十嵐は、学園祭で見た学生プロレスが忘れられず、プロレス研究会の門を叩く。「マリリン仮面」というリングネームをもらい、大切な事は何でもメモする真面目な五十嵐だったが、肝心の「段取り」を覚えられず、ガチンコの試合をしてしまう。しかし、それが客に大ウケ。五十嵐の人気でプロレス研究会は活気付く。しかし、五十嵐が段取りを覚えられないのには理由があった。

こういう話、多いよね。ただ作りがうまいとやっぱり泣けるし、グッとくる。

五十嵐は事故により一晩(というか一睡でも)してしまうと
それ以前のことを全部忘れてしまう。
いわば重症の記憶障害患者で、司法試験に合格し、将来は弁護士に、
なんて夢も彼方に。事故にあう直前の「最後の記憶」である
プロレス研究会の門を叩き、そこに迎え入れてもらうことで
かろうじて「生きてる」という実感を感じるのだった。

後半挿入される「五十嵐の1日」というのが壮絶で。

朝起きたら前日以前の記憶がまったくない。
部屋中に貼られた「日記を見ろ」の文字と写真たち。

日記を読み、ようやく自分が何者であるか
どこに行くのかをおぼろげにつかみ、
「まったく初めて」の部室に「おはよう」と入っていく。

ごく普通に、こんな状況になったら普通に暮らしてくのには
かなりの困難をともなうし。
周りの支えがなかったらとてもやっていけないだろう。

「ガチンコ」の試合を組む以前にもっとやれること、やるべきことってのも
当然あるはずなんだけれど。

それでも倒されても倒されてもギブアップしない、
立ち上がっていく五十嵐の姿には
なにか感じるものがあるし。
そういった意味で「ズルイ」映画。

脇役ではサエコと向井理がよかったかなー。
泉谷しげるは予想の範疇ではあったけれど、まぁまぁ。

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