マイ・ブルーベリー・ナイツ
劇場鑑賞3/22
「ノーカントリー」を観たいなと渋谷に行ってみたら
この作品レイトショー作品だったそうです。調べが足んないね。
ということでそれまでの時間どうしようかなと思いましたが
この日公開のマイ・ブルーベリー・ナイツ が観れそうだったので
そちらを観ることにしました。
ウォン・カーウァイは好きは好きなんですが
劇場で観た事はあんまりなかったなぁ。
舞台が香港ではなく、アメリカというのもどうなんだろうな、という興味がありました。
マイ・ブルーベリー・ナイツ (2007年 / フランス=香港)
写真クリックで公式サイトへ(音声が流れます)
監督・製作・原案・脚本:
ウォン・カーウァイ
出演:
ノラ・ジョーンズ
ジュード・ロウ
デイヴィッド・ストラザーン
レイチェル・ワイズ
ナタリー・ポートマン
(あらすじ goo映画 )
恋人に捨てられたエリザベスは彼のことが忘れられず、彼の行きつけのカフェに乗り込む。そんな彼女を慰めてくれたのは、カフェのオーナー・ジェレミーと、甘酸っぱいブルーベリー・パイ。それからのエリザベスは、夜更けにジェレミーと売れ残りのパイをつつくのが日課になる。しかしそんなある日、彼女は突然ニューヨークから姿を消す。恋人への思いを断ち切れずにいたエリザベスは、あてのない旅へとひとり旅立ったのだった…。
なかなかいい映画でした。
当初ブロンクスのカフェのオーナー(ジュード・ロウ)とベス(ノラ・ジョーンズ)の
ショートストーリーかな、と思わせておいて
うーん、なかなかシンプルな展開だ、と安心させたのもつかの間。
あっけなくベスはNYから長距離バスで中西部へ。
その後ベスは「手紙」をジェレミーを書く。
でもこの手紙、どうも出してないみたいなんだよね。
完全なモノローグ。
あんとき私はこう思ってた。
最近こんなことがあってさ。
なんて調子。
旅に出てからの目的も
「自分の車を買いたい」から
カフェでウェイトレスのバイトして金をためる、
とそれならNYでもできるんじゃない? とつっこみたくなるようなものだけど。
どっかしらこれまでの自分をリセットする必要があったんだろうか。
だんだんにつまっていた状態からノラ・ジョーンズの表情がよくなってきます。
後半金持ちのわがまま娘レスリー(ナタリー・ポートマンだったんですね。なんか老けたぞ)が登場してくるあたりからまた様子が変わってきて。がんばって貯めた車の購入資金をレスリーのギャンブルのために貸しちゃうんですね。なんでまた、と思いますが。
そのあたりの「流されていく」というか、アナーキーな展開はまぁウォン・カーウァイらしいところでもあるんで。画面の作り方は夜景や朝日の描写、ジェレミーのカフェなどの撮り方がこっていて「彼らしい」ところ。
ただそれ以外の部分は風景もキャストもアメリカのものなんで一見普通。きれいにできすぎてるぐらいだ。
後半のぶっとんでく展開でウォン・カーウァイの映画観てたんだなー、と改めて感じた次第。
意外にラブストーリーの面はかなり抑え目に作ってますんで
ありがちだけど女性のがんばりました、自立型ストーリー、なんでしょか。
前半と後半でのファッションの変化も見どころか。
ノラ・ジョーンズの音楽はジャンル的にはブルースなんだけど
汗のにおいのしないブルースだなぁ、なんてことも感じつつ。
ライ・クーダーとノラ・ジョーンズの関わったサントラはかなり落ち着いた印象です。
マイ・ブルーベリー・ナイツ オリジナル・サウンドトラック | |
サントラ カサンドラ・ウィルソン ハロー・ストレンシャー
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2008-02-14 |
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