麻生圭子 / 京都で町屋に出会った 古民家ひっこし顛末記
Book麻生圭子 / 京都で町屋に出会った 古民家ひっこし顛末記
京都で町家に出会った。―古民家ひっこし顛末記 (文春文庫) | |
麻生 圭子
文芸春秋 2003-07 おすすめ平均 |
以前「東京育ちの京都案内」という本を読んで。
いいなーという印象があったので探してみました。
何冊か出ている京都に関する本の中から。
京都であえてマンションでなくていわゆる昔ながらの町屋に住みたい、と悪戦苦闘するお話。時期的には「東京育ちの京都案内」の少しあとで1999年のことだという。
こういう物件は不動産屋さんルートだけではなかなか紹介していただけないので
まず希望に沿う物件探し、そして貸していただくまでがまず大変。
実際に住めるようにリフォームするにしても
電気の配線や井戸をどうするか。
雨漏りを避けるには壁を塗ったほうがいいけれど、
「あの土壁」の味はおしい。
漆を自分たちで塗ることにしたので
天気の影響をもろに受けて
引越しギリギリまで作業が続いてしまうわ。
できあがった建物の写真はとてもすばらしい。
その裏の大変さをつづった本。
「あえて不便」を「楽しい」と感じるのはえらいなぁと感じます。
(読了日 2008/05/04)
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