今日は都内某所で郵便ポストの近くで警備していた。
すると中国人の女性に「中国に手紙を出したいのだが、このポストに入れればいいのか」と聞かれた。
見ると封筒には切手が貼ってないし、それに外国への手紙の出し方も僕は知らない。
そこで「郵便局に行ってください」と言ったが納得してもらえず、近くにいた女性が郵便局の場所を\r
教えてくれて、その人はお礼を言って去っていった。

警備についているとこういうことはよくある。
何も知らない人から見れば警官の服装に似ているので多分間違えているケースが多いと思うのだが。

そういうわけでこの仕事は見知らぬ人に話しかけられる、または話さなければいけない状況というのがよく発生する。
その時に気をつけている点について書いてみよう。

まず第一に。僕らは警備で喋ることはそれに付随する出来事に過ぎないこと。
本来の安全確保の業務に支障をきたすようではやってはいけない。
喋っていて長くなりそうなら場合によっては丁寧にお断りする。

次に言葉遣い。これは敬語が基本。見知らぬ人に対して「頼んで」(本当に危険が予想される場合には実質的には命令に近い)
いるわけだから、トラブルを生まないためにもこれは必要。
その際にも出来るだけ感情は抑え、明るい調子を心がける。表情も出来れば笑顔で。

次にタイプ別対処法。まぁ人によって反応は当然異なるので常にやっているわけではありませんが、
一応経験則からこんな感じで。

1.子供
これは1番やりづらい。大体母親(時には父親も一緒に)と歩いているので、母親の方に声をかける。
子供にいきなり大声を出すとビックリしていまい、思いがけない行動をとることがあるので
なるべくソフトにでもはっきり聞こえるように声をかける。

2.老人
この方たちにも気を遣う。すごく丁寧に応対してくれる人が多いのだが、基本的に自分の歩いているコースを変えられることを考えようともしない。
見れば明らかに危険な状況であっても。
そういった場合は丁寧に安全なコースに誘導する。

また話が単なる世間話になってしまって長引くこともよくある。
場合によってはつきあってもいいのだが前述のような理由で丁寧にお断りしなければならないこともある。

3.中年男性
これも気を遣う。社会的地位のある人に対して「要請」するには説得力のある理由が必要だ。
こちらの法律知識がいい加減だとしどろもどろになってやりこめられるので注意。

4.カップル\r
10代、20代のカップル。彼らで言うことを聞いてくれるケースはまれ。
怒らずに気長に話を続けることに尽きる。

5.外国人
決して差別しているわけではなく本当に話す機会が多いのです。前述の道案内も含めて。
まず明らかに在日外国人で日本語を話す場合にはこちらも日本語で対応する。
中途半端に英語や中国語で話そうとすると相手に対してかえって失礼(だと、思う)。
逆に英語しか通じなそうな場合は全力をもってコミュニュケーションを図る。
でも彼らも交通誘導の際のボディ・ランゲージは大抵通じて「Thank You!」と言ってくれる。

6.第2種運転免許所持者
いわゆる「仕事で車を使っている人」のこと。タクシー・ドライバー、宅配便業者、店舗への納入を行う配送業者、など。
この人たちは交通誘導員や警官に文句を言われることには慣れている。
「いけないのはわかって」いても「業務上必要だから」違反しているのだ。
こういう人に対してはこちらも笑顔で「お互い大変ですね」という気遣いをしないと、
大変ギスギスした関係になってしまう。

こんな感じでしょうか。言葉の使い方、僕もまだまだ甘いです。
毎日勉強です。







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