今日はOFF。やることはいろいろあるんだけど、なかなかうまくばかりはいかないようで。

午後少し時間が空いたので最近気になってる北区つかこうへい劇団のお芝居に行ってみる。
「熱海殺人事件〜蛍が帰ってくる日」。会場は北区滝野川会館。

昼・夜違うキャストで行ういわゆる「ダブル・キャスト」公演。僕は昼の方を観た。
演劇を観るのはほとんど5年振りだったかな。昼だったのでけっこう空いていました。

「熱海殺人事件」の基本線の木村伝兵衛と水野朋子のラブ・ストーリー。熊田留吉は水野を追ってきた彼女の婚約者達彦が変装してやってきた、という設定。

捜査室の中で「別れる、別れない」の泥沼劇を演じ、容疑者大山金太郎に
「俺の捜査の方をちゃんとやってくれよ!」と怒鳴られる。
水野が被害者山口アイコを演じる劇中劇で語られる「動機」も二転三転するし、
それが木村、熊田(達彦)との関係とも絡んでいる。

さらにもう一人のキャラクター「半蔵」というキャラも登場。
モティーフになっているのは阪神・淡路大震災以来の日本の「負」の側面、それを
つかこうへいらしい「論理」でねちっこく描いていくわけです。
ちょっと熊田役の小川さんの演技が×っぽくて気になったんだけど、あとは
なかなかよかったです。
特に大山の長セリフ、半蔵の歌うコーナーはよかった。
木村伝兵衛は歴代の人ともついつい比べてしまうんだけど、けっこうよかったです。

数年ぶりの演劇観戦でした。ホールを出てもまだ日が高かった。







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