「ギャング・オブ・ニューヨーク」を観てきました。けっこういろいろな人に勧められた作品でした。マーティン・スコセッシの新作ということでも楽しみでしたが、これはいろんな意味で「裏切って」くれましたね〜(否定しているわけではないです)。

19世紀のニューヨークでのお話ということで、この当時南北戦争時代のアメリカの歴史、特にアイルランドからの移民の問題についてはかなり細かい部分まで出てきます。もうちょっとわかってから行った方がより楽しめたかもね。また思った以上に残虐な描写が多く(まぁスコセッシですから)、特にナイフなどで「斬る」系の表現が多用されてたのでそういうの嫌いな人は要注意です。ディカプリオ目当てで軽くデートのりで観に来ると気持ち悪くなるかも・・・。

*以下ちょっとだけネタバレありです。

キャメロン・ディアスとディカプリオのラブ・ストーリーが前宣伝では前面に出されていたけど、この映画実は非常に男っぽい映画です。ディカプリオは父を殺した偉大な男(ダニエル・デイ・ルイス)に愛憎半ばする複雑な心情を持つんだけど、このルイスがすごくいいの! 自分のことしか考えてない悪党なんだけど「こうすることでしか俺は生きていけない」(まぁマフィアの論理ですね・・・)ってノリがビシバシ伝わってきてかっこいいんですよ。主役食っちゃってますね。キャメロンとディカプリオのラブ・シーンは「肉体のぶつかり合い」って感じでそれはそれですごいんだけど。そうそうディカプリオは胸板の見事さ(でもちょっと脱がないと小太り気味に見えるのは気のせい?)、キャメロンはニセ中国服(?)を着るあたり、要チェックです。まぁそれ以上に残虐描写の凄惨さが上回っちゃってますが・・・。

細かいことをあげつらうといくらでもつっこめそうな作品です。
スコセッシ・ファンなら、どうだろ? 意見を聞いてみたいです。
主題歌はU2でした。







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