「スパイダー/コレクター2」モーガン・フリーマン渋いっすね。
DVD鑑賞今日は「スパイダー」(2001年、アメリカ)を観ました。
「コレクター」の好評を受け作られたジェームズ・パターソンの「アレックス・クロス・シリーズ」の映画化第2弾。監督は新進のリー・タマホリ(007の最新作「ダイ・アナザー・デイ」に抜擢された)に代わり、製作総指揮にモーガン・フリーマンが就いた。
オープニング。アレックスはおとり捜査の一環として、連続殺人容疑者の車に女性捜査官トレイシーを乗せていた。しかし彼女の正体は容疑者にバレ、車はハイウェイの高架から落ちて容疑者共々トレイシーも犠牲となってしまう。
8ヵ月後、ワシントンD.Cの上流家庭の子女の通う私立聖カテドラル小学校から、上院議員の娘ミーガン・ローズ(ミカ・ブーレム)が誘拐される。
誘拐犯(マイケル・ウィンコット)ソーンジは小学校の先生を装っていたが、実は合成ゴムを顔に被せて変装しており、その姿はまったく誰にも知られていなかった。ソーンジはアレックスの自宅の郵便受けにミーガンのバスケット・シューズを入れたと通告する。犯人の意図はわからないがこのことでアレックスはこの事件の捜査に入り、そこでミーガンらの警護担当者ジェジー・フラニガン(モニカ・ポッター)と知り合い、責任を取らされようとしていた彼女をチームに加えるよう主張する。
誘拐当時のビデオを解析し、ソーンジの自宅を割り出す。しかしそこはもはやもぬけの殻だった。変装用のゴムも発見され、更に部屋に残されていた資料から犯行が極めて計画的なものであることが類推できた。
「(こいつは)まるでクモだ。」
ソーンジはミーガンを自家用船に監禁していた。
ミーガンは彼の隙を見て船から飛び降り、目に付いた男性に必死で助けを求めるが、ソーンジが追いついて男性を射殺。脱出は失敗する。
捜査は難航する。聖カテドラル小学校の他の生徒も狙われているのではないかとの意見が出され、ミーガンの友達でもある大統領の子息デミトリイがマークされる。デミトリイは監禁されているミーガンとEメールのやりとりをしていると思っていたが、実はそれはソーンジが彼女のふりをしているだけだった。デミトリイが屋敷から出てきたところをさらおうとするが、張り込んでいたアレックスとジェジーの活躍で間一髪助かる。
そこから逃げ延びたソーンジが戻ると船にはミーガンの姿がない。なぜかパニックにおちいった彼はアレックスに個人的にコンタクトをとり、身代金としてダイヤモンドをボストンバッグに一杯にと要求する。
警察を引っ掻き回して、次々と待ち合わせ場所をかえるソーンジ。
ついに単独に追い込まれたアレックスはバッグを渡すしかなくなり捜査は振り出しに戻ってしまう。
そんな時、ソーンジがアレックスの自宅に現れる。一体なんのために・・・?
ミーガンは無事に戻ってこられるのだろうか。
「コレクター」よりも全体に重厚な、じっくりとした演出。画面も全体にダークトーンで派手なアクションよりもアレックスが一つ一つの言葉を選びながら推理していくシーンの印象の方が強い。前作でのアシュレイ・ジャッドに代わってヒロインを務めるのは「コン・エアー」「パッチ・アダムズ」のモニカ・ポッター。童顔でかわいいんですが時々何を考えてるかわからない、という役どころ。
犯人の異常性は至るところに現れているが表面上「静かな、まともな男」だというのがまた怖いですね。
最後のドンデン返しも見事なまでに決まって、サスペンス映画としてはやはり秀作でしょう。
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