「MATRIX」、まぁ「Reloaded」の前に。
DVD鑑賞「マトリックス・リローデッド」を観ようかと思ってるので予習として「マトリックス」のDVDを見直しました。同じようなこと考えてる人多いみたいでレンタルするの大変でした。
*以下ネタバレありです。
この映画は比較的簡単、というかやたらとぶっきらぼうで命令口調な英語が多いので英語字幕で観た方が理解しやすいことに今更気がつきました。コンピュータ用語から大量にアイデアをもらってきてるってのもあるけど。まぁ好きな人には好きなんだろうネタ。さすがに古びてる部分もあるけど。
NEO(キアヌ・リーブス)が住んでいるという1999年の世界があやふやなものだと暴露されてからはなにもかもリアリティを失って「仮想現実」の中での戦いとなる。Trinity(キャリー・アン・モス)やモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)の理屈にならない理屈にはほとんど説得力がないが、強引な展開だなぁ。前半は「どちらの現実をNEOが受け入れるか」というほとんど禅問答のような展開。ちょっと病的かも。まぁ映像はそれなりに面白い。NEOが常に「マトリックス側」つまり非現実の世界にいたいと答えてるのもポイントかな。
follow the white rabbitというセリフなど「不思議の国のアリス」との関係が言及されているけど、これも仮想現実をただ言い換えただけだし。ただしNEOらを追うエージェントのリーダーを「ロード・オブ・ザ・リング」でエルフのエルロンドをやっていたヒューゴ・ウィーヴィングがやっていて、こいつは不気味すぎて笑えたのでまぁまぁ。
モーフィアスとNEOが道場(これも想像上、なにが起きても所詮想像上の出来事だというのがこの作品のキモなんだとは思うけど、著しく緊張感を殺いでいると思う。だって「痛くない」し。)でカンフーごっこ(?)を始めるあたりからようやくスピードアップして観ていられるようになってくる。正直前半はやっぱりつまらない。
後半はどんどん派手さが増してアクションがもう完全にマンガだし、飛びまくりだし、で難しいことを考えるスキを与えてないので面白い。
結局この映画はギャグになってないギャグで笑えるかどうか、
っていう脊髄反射で観る方がいいのかもしれない。
さてThe One(MATRIXの世界法則に従わなくてもいいただ一人の人)であることが証明され、英雄となったNEO。彼らの次の冒険が「リローデッド」そして11月公開の「レボリューションズ」なんですね。
「リローデッド」観た人の評判はかなりいいようなので、劇場で何も考えずに観れば多分楽しめるでしょう。
とゆことでやはり観ます。これだけ悪口言ってもね(笑)。
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