今日はお休み。
午後「座頭市」を観てきました。そろそろ空いてきましたね。

ヴェネツィア映画祭の受賞で「座頭市」は公開直後から盛り上がり、すごく混んでいました。で、それを外して観たんですね。

軽く感想を。

*ネタバレありです。

面白い時代劇を作りたかったんでしょうねぇ。たけしさんがインタビューで黒澤明監督のことに言及してたそうですが、観ていて「用心棒」「椿三十朗」あたりを思い出しましたよ。城下町に強い浪人(この場合、盲目のあんま「座頭市」のこと)が現れ、町の二大勢力が彼をめぐって対決していく、という構成が。
「殺陣」のシーンが血吹雪が飛びまくっているのでR-15指定になったそうですが、
「いかに面白い画面を作るか」に腐心した一つ一つの殺陣は見ごたえがありました。
たけしさんもまぁまぁ良かったし、なんといっても浅野忠信さんの「抜き打ち」が! 鮮やか。監督の作風なのか、徹底して「殺す」ところまでやってしまっているところも、緊張感を保つ上では良かったんじゃないでしょうか。シビレる。

反対にギャグ・シーンもふんだんに盛り込まれていて。
ガダルカナル・タカがすごくベタに「息抜き」の場面を作っています。
このキャラって昔のバラエティーならたけしさんがやっている役ですね。
女装の踊り子を演じる橘大五朗くんは変に色気を出していなかったので普通に見れましたね。

まぁ劇場で観る価値はある作品でした。
北野映画としては最高のヒット作になりそうだけど、これでまた日本映画も盛り上がるといいですね。







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