「キル・ビル vol.1」を観てきました。渋谷ピカデリー、混んでました。30分以上前に着いたけど席は選べなかったです。

2003年、アメリカ
監督 : クエンティン・タランティーノ
出演 : ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/ダリル・ハンナ/デヴィッド・キャラダイン/サニー千葉(千葉真一)/ジュリー・ドレフュス/栗山千明/他

冒頭でいきなり「深作欣司監督に捧げる」と出てビックリ。
そこから始まって全編を「日本」へのタランティーノ流のこだわりが充満していて・・・不思議な感覚でした。
敵役が登場するたびに「毒暗殺団○○」とやすっぽく派手なキャプションが。
音楽も全部アリモノだし、今回は70年代のだけじゃなくて日本の演歌「恨み節」かな、も使われてる。
途中回想シーンでアニメが使われてるけど、これは日本のプロダクションIGという会社が製作したものだそう。「攻殻機動隊」作ったところらしいですね。
ユナ・サーマンやルーシー・リューが片言の日本語でもしゃべっているし、彼らの使うのは日本刀、戦いの舞台は雪のつもった日本庭園(ししおどしの音が鳴る中戦う)。
千葉真一がサニー千葉として登場し、名刀「ハットリハンゾウ」をユナに託すのみならず、ナレーション(日本語! アメリカでは字幕で内容を伝えたのだろう)も担当、と。
これ以上ないぐらいに日本のマーケットを意識している。
本国での評価はともかく日本人には、「やられた」という感じの映画ですね。

話自体はかなり単純。
暗殺組織のボス、ビル(デヴィッド・キャラダイン)に夫とお腹の子供を殺されたザ・ブライド(ユナ・サーマン)が4年の時を経て彼と「毒暗殺団」の4人の女刺客たちに復讐を誓うというストーリー。
全体を2つにわけてしまったそうで今回は「Vol.1」。
ルーシー・リュー演じるオーレン・イシイとの対決がメインとなり、彼女の血塗られた悲しい過去も(さっき書いたアニメのシーンで)たっぷりと。
栗山千明は鉄球ぶんぶんふりまわしてます。

アクションがかなりすごい。
ユナ・サーマンが飛んだり跳ねたり。
後半では日本刀でのシーンが多く、血吹雪だけじゃなくかなり残酷な描写もありますが。。。
見せ方のバリエーション、スピード感など抜群ですね。

まぁ軽い気持ちで観ればそれなりに楽しめるんじゃないでしょうかね。







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