今日はダニーロ・ペレスの「…Till Then」(2003年/Verve)。

このアルバムは去年出たときから「すげ〜、欲し〜」と思ってたのですが、
2/9のウェイン・ショーターの文京シビック・ホールでの公演のチケットが取れたので、予習も兼ねて買いました。

この人は今のショーターのバンドのピアニストで
このアルバムでもJohn Patitucci(b),Brian Blade(ds)とショーター・カルテットのメンバー(全員今度の来日にも来ます!)と組んでいます。

曲目を挙げておきましょう。

1. Native Soul
2. Gracias A La Vida
3. Till Then, …
4. Overjoyed
5. Trocando Em Miudos
6. Improvisation On Red
7. Paula C
8. Rabo De Nube
9. Fiddle And The Drum
10. Vera Cruz
11.Ugly Beauty(日本盤ボーナス・トラック)

基本的にピアノ・トリオ編成。
Perez(p),John Patitucci(b),Brian Blade(ds)とがやっているのが2,3,5,10。
もう一つがペレスのレギュラー・トリオのメンバーであるBen Street(b),Adam Cruz(ds)で1,4,7,8,11を演奏しています。Adam Cruzはスティール・パンなどでもバック演奏しています。
ゲストで5,10にソプラノサックスのDonny McCaslin,3.9でヴォーカルのLizz Wrightが加わる。

ペレスはパナマ生まれ。
そのピアノの特徴はクラシックの影響を受けた繊細でいてそれでいてダイナミックなものだ。
自在に変わるアーティキュレイション、リズムに変化を加え、あるいは変化に呼応して瞬時に攻守ところを変える、ジャズのピアノ・トリオとしてはこの上なく刺激的で、面白い音だ。
曲もスティーヴィー・ワンダーの4やジョニ・ミッチェルの9、南米のシコ・ブアルキの5などバラエティーに富んでおり、どれもペレス独特の世界にまとめ上げられている。

ヴォーカルのLizz Wrightも2003年にアルバム「Salt」でデビューしたVerve期待の女性ヴォーカリスト。

このアルバムとショーターの「Footprints Live!」でコンサートの予習をしたいと思います。
楽しみだぁ〜。







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