ハリソン・フォードとジョシュ・ハートネットの新旧スターが組んだのは、超オーソドックスな刑事物。デコボコ・コンビがそれぞれの持ち味を発揮してノリ一発で事件に挑む。もちろん銃撃、爆発、ジャンプと派手なアクションも折込み済み。

ハリウッド的殺人事件 (2003年 / アメリカ)

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*画像をクリックすると公式サイトにジャンプします

監督 : ロン・シェルトン
出演 : ハリソン・フォード、ジョシュ・ハートネット、レナ・オリン、ブルース・グリーンウッド、マスターP 、他

ロス市警(LAPD)の殺人課の名物コンビ、ジョー・ギャヴィラン(ハリソン・フォード)、K.C.コールデン(ジョシュ・ハートネット)。
今回の事件はあるクラブで起きたヒップホップ・グループの銃撃事件。

ギャヴィランの携帯にはひっきりなしに電話がかかってくる。というのも彼は副業で不動産屋をやっていてその取引相手との商談に忙しいのだ。しまいにはこの着メロ(テンプテーションズの「マイ・ガール」のイントロ)が聞こえて来るだけで笑えるように。
コールデンは刑事をやめて俳優になることを夢見ている。副業でヨガを教えているが、そこの生徒は女性ばかりで誘いには事欠かない。ジョシュ・ハートネットはさりげなく鍛えてるし、悪びれないところがいいですね。

今回の事件は音楽業界が舞台ということでその華やかな世界のウラオモテが。犯人は中盤には割れてしまうけれど、この映画はそちらよりも二人の刑事のキャラクターの面白さで見せるタイプなので問題ないだろう。
「蜘蛛女」で妖麗な姿を見せたレナ・オリンが怪しげな占い師ルビー役で出ているが、この人はギャヴィランとやっちゃいます。それがギャヴィランの宿敵で今は内務監査で彼の失脚を狙ってるマッコ(ブルース・グリーンウッド)の元恋人ということでますますややこしいことに。

この映画のもう一つの主役はヒップホップ。
今では珍しいことでもないけどマスターP、クラプトなどラッパーが多数出演。サントラもほとんどヒップホップ勢で占める。その中を気持ち良さそうに泳ぐハリソン・フォードはやや老けながらも感覚的には「まだ若いね」という感じ。

軽く楽しめていいんじゃないでしょうか。
でもすごく空いてたなぁ。







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