スクール・オブ・ロック
劇場鑑賞「スクール・オブ・ロック」を観てきました。
新宿武蔵野館だったんですが長蛇の列ができていて満席でした。
すごい人気です。
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監督: リチャード・リンクレイター
脚本: マイク・ホワイト
出演:
ジャック・ブラック
ジョーン・キューザック
マイク・ホワイト
サラ・シルヴァーマン
(あらすじ goo映画)
ロックギタリストのデューイは、破天荒が過ぎて、自分で結成したバンドからクビにされてしまう。そのうえ居候している親友ネッドの家からも、家賃未払いで追い出される寸前。そんな時、ネッドに小学校の代用教員の依頼が。たまたま電話に出たデューイは、家賃返済のためネッドになりすまし教員に。そこで音楽の才能ある生徒たちに出会ったデューイはロックを教え込み、バンド・バトルで優勝させ賞金を手に入れようと画策するが…。ジャック・ブラック(以下JB)がおなじみの強烈なキャラクターで、厳格な小学校の生徒達をロックに引きずり込んでいくコメディー。実はJB、俳優活動と並行してカイル・ガスと共にテネイシャスDというバンドも結成している。99年に始まったTVショーでも好評を博し、01年にはMTVムービー・アワードを受賞したほど、その活動は本格的。そんなJBの、演技でなくホンモノのロックパフォーマンスは見ごたえ十分!
これは音楽、特に60,70年代のロックが好きな人にはたまらない映画じゃないでしょうか。
デューイがFavoriteとして挙げ、生徒達にも「教材」として与えるのは
レッド・ツェッペリン、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フー、イエス、ブラック・サバス、ラモーンズといった面々。このあたりはサントラにも入っています。
更にバンド「スクール・オブ・ロック」のカラーを決めているのがギトギトのヘヴィメタル、AC/DC。デューイが半ズボンで熱唱するのはおそらくAC/DCの真似です。
おかしいのはデューイが熱愛し、力説するこれらのバンドの名を子供たちが全く知らない点。
「ロックとはな、反抗することなんだ」というのも、
音楽そのものも、「デブで髪ボサボサ」のデューイの「ダサダサ」な「オーバーアクション」から子供たちが「体得」していくってところ。
このあたりがベタなんだけどなかなか感動的。
生徒達(10歳)はプレップ・スクールの子女ということで皆すごく優秀。
最初は「なんで勉強しないの」とデューイ(学校ではネッドと名乗っている)に疑惑のまなざしを向けるが、次第に彼のペースにはまってきてからは
ほんとに「素直」にその言葉に従う。ちょっと心配になるほどだ。
人によって感情移入するキャラも変わってくるんだろうけれど。
リードギターのザックとキーボードのローレンス(この子は中国系だ)はクラシックの英才教育を受けているとのことで、デューイの言うことをそれ以上の技量で軽々とこなしてしまう。彼らにできないのはデューイのような「恥ずかしげのない」オーバーリアクションだけなんだけど、その「殻」さえも突き破っていく。
ドラムスに選ばれたフレディはクラスのいじめっ子で浮いてる存在なんだけど、その「怒り」をドラムにぶつけることで変わっていく。
学級委員のサマーは最初「グルーピー」の役を振られるが、それにあきたらずデューイに要求してマネージャーの地位を獲得する。
体格のよさから「警備役」にされそうだったトミカはアレサ・フランクリンのように歌えることを証明してバック・コーラスへと昇格する。
デューイが教師としてえらいのは、こうして一人一人に「必要な役」を割り振っていくところ。「裏方」も大事な仕事なんだということを力説し、生徒のアイデアもどんどん取り入れ、クラスの団結をどんどん高めていく。
もっとも通常の授業はやろうと思ってもできないわけで(笑)、校長の目をごまかすために「音楽を使った楽しい算数」なんて力技も使ってしまう。
バンドの音がいくら絞っても他の教室にも聴こえたとは思うんだが(笑)。
校長役のジョーン・キューザックがまたいい味を出している。
表の顔はお堅い教育者なのだが、スティーヴィー・ニックスの大ファンでお酒にめっぽう弱いことをデューイにかぎつけられてから、その方面から攻められてすっかり「かわいい女」となってしまう。
このあたりもベタだけど好き。
全編にわたってロックが鳴り響いてるが、画面いっぱいにうごきまわるジャック・ブラックの怪演ぶりはほんとにすごい。
「これしかできません」的な有無を言わさぬド迫力ぶりは
おかしくて、やがて切ない。
子供たちの魅力もいっぱいだし、万人受けする素材だと思う。
なお、この映画ではネッドを演じたマイク・ホワイトは脚本も担当しており、高い評価を得ている。ジャック・ブラックとは「ブラック&ホワイト」と呼ばれ、名コンビとして知られているそう。
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映画DVD「スクールオブロック」…
2003年 アメリカ
監督:リチャードリンクレイター
主演:ジャックブラック
■ストーリー
ロッ (more…)トラックバック by 映画DVDがそこにある。 — 2007/8/4 土曜日 @ 14:13
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