韓国映画の「イルマーレ」を観ました。

イルマーレおすすめ平均
嵌った!
絵画のような映画
冬ソナだけが純愛じゃない

Amazonで詳しく見るB0001CSB9O

監督:イ・ヒョンスン
出演:イ・ジョンジェ
チョン・ジヒョン

「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン主演の純愛ストーリー。
相手役のイ・ジョンジェも好感度高い爽やか君ぶりだ。
画面のセンスもいいし、「オサレ度」の高い映画。

桟橋の先にある海の上に立つ家。イルマーレという名前だ。
そこから引っ越そうとするウンジュ(チョン・ジヒョン)が、次の入居者のために郵便受けに手紙を残す。その手紙が時間をさかのぼり、2年前にそこに住んでいた男性・ソンヒョン(イ・ジョンジェ)の元に届いてしまい、ふたりは時を超えて愛の書簡を交換することに。

郵便受けを介して2年の月日を飛び越えて「文通」をすることになるんだけど、
このあたり納得できる説明が最後までない。
ファンタジックな設定といえばそうなんだけど、2人の時間軸のズレ
(手紙を受け取るタイミングが違うのにどうやって前後の意味が通るのか、理解できるのか、など)
がどうにも説明がつかないんですよね。
そういうこと言い出すとキリがないんだけど。

ケータイやメールで気軽に連絡が取れる現代で、「返事来てるかな?」とドキドキしながら郵便受けをのぞくなんてのは、かえって新鮮かもしれない。
「2年前」の彼は偶然彼女の顔を見知るんだけど、彼女はその頃は彼のことなど知らないから、2人はごく近くまで行きながらも、声をかけあうことはない。
しかも当時は彼女の彼氏がアメリカ留学にゆれていて(だから2年後、現在の彼女は彼氏をずっと待っていた、ということになる)、そのことで手一杯だった。
こういう「会いたいけれど会えない」っていうシチュエーションが狙いなんだろうけど。

でも、この2人「会えない」ってことに安心して、それに酔ってるんじゃないのか、って感じてしまう。
そんなものが「愛」と呼べるのかな~。
かなり疑問。
手紙で「こうしてみて」と書いた内容を2人がそれぞれやってみて
「擬似デート」のようなことをするんだけど、
画面でもわかるようにとなりにその相手がいるわけでもない。
「1人」なんだよね。
なんだか空しい。

海辺で灯したクリスマスのイルミネーションはとてもロマンチックだし、海や空の映像はこころ洗われる美しいものだ。
ソンヒョンが飼っている小型犬のコーラもかわいいし。
映像的にはひたれる要素は満載なんだけど。

ラストに「なんで2年の時差があるのか」に対する答えのようなものも出てくる。
ここまでこのお話に共感できていれば「涙」となるシーンかもしれない。

でもちょっとこれは厳しいかな。
まぁまた違う状況で見たら全然違う感想のような気がしますので(苦笑)、
今日はこのへんで。







関連記事(試験運用中)

  • No related posts




  • コメント/トラックバック:1 個 »

    トラックバックURL: http://blackpepper.oops.jp/wp/archives/865/trackback

    トラックバック & ピンバック

    1. BLOGiN-Blog in the world での地域間交流 

      BLOGiNでは、BLOGのレンタル会社によらず、地域のみによってBLOGを分類するので、ある特定の地域での最新の話題に共通性をみたり、またその地域について知り…

      トラックバック by News - iDiplomats.org — 2004/8/12 木曜日 @ 21:30


    コメント

    コメントをどうぞ

    コメント、トラックバックは確認後に表示されます。しばらくお待ちくださいね。

    段落や改行は自動挿入です。メールアドレスはサイト上では非表示です。
    使用できる HTML タグ: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong>