「冬のソナタ」第15回「過去への旅路」のあらすじと感想です。

「冬のソナタ」の感想のシリーズはこの第15回で終了しました。
だんだん読んでくれる人も増えてきていたんですが、このドラマの展開が自分の中で納得いかなくなってしまって、感想を書くのがだんだん困難になってきたんですね。
好きな人の非常に多いドラマでしたが僕には合わなかったようです。

第16回以降はその後も観ていませんし、あらすじを読んだり人に聞いたぐらいですね。
(2005/3/15)


【あらすじ】

記憶が一部戻ったチュンサン。
ユジンと初めて会った日のことを「こうだった?」と語る。
「そうよ。そうだった」

サンヒョクやユジンの顔は思い出せたが、残りの記憶はまだもやの中だ。
焦ることはない、心配しないでとチュンサンを励ますユジン。

チュンサンの記憶が戻ったと連絡を受けた仲間たち。
チェリンは呆然とし、サンヒョクは病院にかけつける。

廊下で寄り添う2人を見て、あきらめたかのようなサンヒョク。
言葉をかけずにその場をあとにする。

またも酔いつぶれるチェリン。
ヨンゴクとチンスクがなぐさめようとするが、彼女は荒れるばかりだ。
「どうしてみんなチュンサンのことしか言わないの?
ミニョンさんはもういなくなったみたいに。
ミニョンさんを返して!」

翌朝。ユジンのアパート前。
出掛けにチュンサンに電話をかけたユジンにサンヒョクが声をかける。

喫茶店で向き合う2人。
チュンサンの記憶が戻ったということで「そのうち会ってみない?」と声をかける。
サンヒョクは気持ちに整理をつけるかのようにユジンに自分の気持ちを打ち明け始める。
「ミニョンさんがチュンサンだってことを君に教えなかったことを後悔はしてないよ。君を誰にも渡したくなかったんだ。だって君は僕にとって『初恋の人』だったんだから。」
ユジンは涙ぐみ、「きっとバチがあたるわね。あなたをこんなに傷つけたんだから」と言うが、
サンヒョクは涙を見せないで、僕がこのあと会いにいったり、しつこくしても相手にしないで、と頼み込む。
(つーかこのシーンくどいです(爆))。

別れた後。
赤になった横断歩道をとぼとぼと歩くサンヒョク。
ユジンとの思い出が走馬灯のように。
車があわててよけていきます(つーか危ないよ(笑))。

サンヒョクは両親にユジンとの結婚をとりやめたことを報告する。
母は体面を気にしてつめよるが、父は静かにそれを止める。

病院にカン・ミヒがやってくる。
「記憶戻ったの?」
「うん」
カン・ミヒは「チュンサン」を抱きしめる。

チュンサンは母に問う。
「僕のお父さんって誰? どんな人だったの?」
ミニョンのときは聞こうとしなかった、やっぱりチュンサンね、と
口ごもる母を気遣って、しいて聞こうとはしない。

その姿を見て母は少しずつ語り始める。
「母さんが若かった頃心から愛した人がいたの」

チュンサンは退院する。
カン・ミヒが用意した新しいマンションはとても広いものだが、家具はなにもなく、からっぽだ。
「私にまかせといて。専門家よ」
ユジンははりきって部屋のインテリアを考え始める。

引越し。荷物を次々に運び込む2人。
幸せな時間だ。

ユジンはチュンサンに「記憶探し」のクイズを出す。

1.担任の先生のあだ名は?

ゴリラ。チュンサンは答えられず、不正解。

2.2人は遅刻した罰として1ヶ月どこを掃除しましたか?

校庭の焼却場。チュンサンの答えは「トイレ?」で不正解。

3.初雪が降ったデートのときユジンがチュンサンに貸したものは?

チュンサンの答えは「手袋」で正解。
だがこれは「ミニョン」にユジンが言っていたことからの類推。

手袋の話から大晦日にチュンサンと会うはずだったが
(チュンサンの事故のために)会えなかったという話になり、
しんみりする。

記憶は戻らないが
「愛する人の心が一番大切な家だから・・何も要らないよ、僕には君の心がある」

ゴリラ先生がソウルに来たということで連絡が入る。
高校時代の仲間たちが会うことになるが、ユジンはみんなに内緒で記憶の戻ったチュンサンも連れて行くことに。

ゴリラ先生はチュンサンが生きていたことを喜ぶが、2人の姿を見てチェリンとサンヒョクは穏やかではいられない。
帰ろうとするチェリンにサンヒョクは「大丈夫か?」と声をかけるが
「大丈夫じゃないわよ!」と荒れた返事が返ってくる。

先生も帰り、ヨンゴクとチンスクと飲む2人。
ヨンゴクはチュンサンの記憶がまだ完全じゃないということを気にし、
「お前がどんなにサンヒョクを傷つけたか。
俺達があのときどれだけ心配したのかもちゃんと思い出せよ!」
と彼を責める。
「あの頃の俺達に戻してくれよ」
答えようのない問いだった。

チュンサンはユジンと一緒に故郷のチュンチョンに行こうと言う。
「手伝ってくれないかな。君の記憶を貸して欲しいんだ」

チュンチョンで2人は高校時代の思い出の土地を次々とまわる。

1.バス。

いつも一番後ろの席に2人で座っていた。

2.学校の塀。

抜け出すとき、チュンサンの背中を借りてここを乗り越えた。
それをまたやってみる2人。
「前からこんなに重かったの?」「失礼ね(笑)」

3.フェリー。

ここでもデートした。

4.銀杏の咲く遊歩道。

自転車デートの場所。
また自転車に乗ってみる2人。

5.バレーボール。

本物のボールを使わない「空想の」バレーボールだった。
本気で昔のようにプレイしようとするユジンに落ち込みがちだったチュンサンはおかしくなってついつい笑ってしまう。
「思い出すまでやろう」

6.湖。

2人で湖面に石を投げた。
小さな雪だるまを作った場所。
そしてもう1つ。決してチュンサンの知らない「思い出」のある場所。

「ここでみんなで『チュンサン』のお葬式をしたのよ。
生きていたのにね」

チュンサンはユジンに話を聞いてもやはり記憶は戻ってこない。

「急いで思い出したいの? 私のために」
「違うよ。僕も記憶を取り戻したい。
そして君の知ってる『チュンサン』になりたいんだ」

ユジンは焦りの見える彼に
「ミニョンさんだったころあなたはこう言ったわね。
『世界はこんなに美しいのになんで君はそんなに悲しい思い出ばかり見ようとするんだろう』って」
今にして思うとその通りだったと。

「2人でこれから作る思い出の方がずっと多くなるんじゃない?
もう思い出探しはやめましょう」

ソウル。マルシアン。
チュンサンは気持ちに整理がついたらしく仕事に復帰する。
キム次長は「もう大丈夫なんですか? しっかり治さないと」
と言うがうれしそうだ。

仕事は軽くあげ、車で家に戻るチュンサン。
車窓から親子連れをぼんやり眺める(つーかこの人たちみんな危ないよね。不注意過ぎ)。
少女の手袋を見てハッとなるチュンサン。

ポラリスにちょうど来ていたユジンを「借りますよ」とチョアンに断り、
チュンチョンに2人で行く。

「返すものがあるんだ」

チュンサンの家。
チュンサンは家中を探し回っている。
ユジンは自分が書いた手紙を見つけてしんみりする。

「あった」
ユジンにクリスマスの日返すはずだった手袋だった。
この記憶が戻ったのだ。

「あなたがなにかを思い出すたびに
プレゼントをもらってる気分よ」

ソウル。待ち合わせをしていたクリスマス・ツリーの前で。
雪がちらつく。

「僕たちここで会う約束してたんだよね。
思い出したよ。あの日伝えたかった言葉」

「ユジン、愛してる」

【感想】

もうミニョンはいないんですね。
ユジンも「チュンサン」としか呼ばないし、カン・ミヒもなんだか知らないけど納得してるみたいだし。
あっさりと「消去」されてしまったかのようなミニョンですが、
はっきりしてて仕事もできてっていうあのミニョン像、好きだったんだけどなぁ。
チェリンじゃなくてもね。
チュンサンはウダウダしててガキ過ぎるから共感できないですよ(笑)。
まぁミニョンのときの記憶もあるというこれからの彼、リハビリ次第ではいい感じのキャラにもなれそうですね。

しかし回想シーンが多いな。
高校時代の思い出の地を2人でもう1度めぐるってことですけど。
もう1回ドラマの最初の方を見たくなるような、うまい仕掛けですね。

ただユジンは全部覚えていることなのにチュンサンはほとんど覚えていない。

ということでともすれば落ち込みがちな彼に
「2人でこれから作る思い出の方がずっと多くなるんじゃない?
もう思い出探しはやめましょう」
と言うユジン。

こういうの大事ですよね。
過去に生きるってのはつらいし、見てる方もイタイです。
ユジンも少しだけ大人になりました(笑)。

まぁ「俺達がどれだけ心配したのかも思い出せ」って
ヨンゴクのセリフもわからなくはないですけど。

それと今回はサンヒョクのファンにとってはおいしい回だったんでしょうか。ユジンへの「お別れのセリフ」はたっぷりととってありましたね。
僕はもうサンヒョクには食傷気味なんですが(苦笑)、今回のはわりとさわやかでしたね。
でも「恨(ハン)」って言葉が彼にはしっくりくるなぁ。

ユジンも彼に余計な気遣いはやめた方が彼のためでもありますよね。
端から見るとそう見えるんですが(笑)。

チュンサンが失われた記憶を取り戻そうとする気持ちはとても自然なものだし、これにある程度ケリをつけないと先に進めないと感じるのもまぁわかるんですが。

でもパーソナリティとしては記憶の部分を差し引いても「ミニョン」ですよね。
チュンサンのように母をむやみに責めようとはしないし。
そうであればこそ、ユジンや周りの人のこともなんとか受け止めることができるんでしょうが。
なんにせよ、異常なシチュエーションですからね(笑)。

季節の進み方が絶対おかしい(爆)。クリスマスって(爆)。
スキー場の工事やってたのが何月の話なんでしょう?
それとも1年経ってるんでしょうか。

次回以降はいよいよチュンサンの出生の秘密に迫る、と。
ここまできたら最後まで見ますよ(笑)。

「冬ソナ」のファンの方には見苦しい感想となっていますが、
ご容赦くださいませ。

このドラマ、いろいろ言いたくなります(苦笑)。







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