「Live Forever」を観てきました。
渋谷シネマライズでレイト・ショーのみで上映中。
混んでいるので上映30分前ぐらいに行った方がいいです。

リヴ・フォーエヴァー (2002年 / イギリス)

live_forever.jpg

(画像クリックで公式サイトへ)

監督:ジョン・ダウアー
出演:
ノエル・ギャラガー
リアム・ギャラガー
デーモン・アルバーン
ジャーヴィス・コッカー
3D
ダミアン・ハースト

ブリット・ポップ。1994年から1997年に起きたイギリスの音楽ムーブメント。これも「歴史」になってしまった。
この映画はその最大の「当事者」OASISのノエル・ギャラガーを初めとするブリット・ポップ周辺の人々のインタビューと当時のミュージック・ビデオ、ニュース映像などからなる音楽ドキュメンタリー作品だ。

個人的にはすごく懐かしいけど。
ブリット・ポップが労働党の躍進(トニー・ブレアが繰り返し登場する)やイギリスの不景気からの脱出と絡んでたなんてことも久々に思い出せたな。

インタビューの相手はかなり多彩。

・ノエル・ギャラガー。超豪華なホテルの一室で「ワーキング・クラス出身だから俺は勝った」とのたまう。あいかわらず傲慢だが、それがノエルらしいのかもね。
・Blurのデーモン・アルバーン。OASISの最大のライバルだったBlur。
だがデーモンはご存知の方も多いかと思うけどすっかり老け込んでしまって当時のことをシニカルにさびしげに語る。ウクレレ持ったままインタビューだよ(笑)。
・Pulpのジャーヴィス・コッカー。Pulpは日本だとイエロー・モンキーが影響を公言していた。あの「Common People」も流れ、歌詞の解説もあるけど、ジャーヴィスのドラッグに対する言及は衝撃的だ。
・スリーパーのルイーズ・ウェナー。インタビューに登場する唯一の女性である彼女はブリット・ポップがなぜ死んだのかを検証しようとする。
・オズワルド・ボーテング。黒人のデザイナー。話は興味深いんだけど彼の作品が映画に出てきてたんだろうか? そのあたりの知識があるとより楽しめたかも。
・ダミアン・ハースト。アーティスト。OASISのPVを手がけた人物らしく、そのあたりの話が聞ける。ベッドに寝転んでインタビュー受けてる(笑)。
・Massive Atackの3D。車に乗りながら淡々と音楽シーンへの感想を語る。
・OASISのコピー・バンド、WonderWallのメンバー2人。
今見ると太ってしまって全然かっこよくない(笑)。一時期は本家OASISよりも忙しかったと本気なのか冗談なのかわからないことを語る。
・OASISのリアム・ギャラガー。こいつが一番笑えた。
リアムはインタビューにまともに答える気がありません。
直情的で「飲んでるのか?」と思わせる言動、間合いなど
つきあいたくはない人物ですが、画面で見ると笑います。

劇中に流れるのもブリットポップの時代を代表するナンバーばかりだ。
OASISの曲、なんだかんだ言ってほとんど知ってたな。
アルバムも持ってないのに。
やはり時代を象徴する音。
1st、2ndとすごいけど3rdがコケたことで「ブリット・ポップが終わった」と
言われたのは皮肉だな。

あとやっぱり「トレインスポッティング」は出てきましたね。
この映画のサントラも時代を象徴する音ですからね。

トレインスポッティング
サントラ

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自分が生きてきた時代がこうして「歴史」として語られるのはなんとも妙な気分だけど。
これからこういうのも増えていくのかな。

サントラはこちら。

Live Forever: The Best of Britpop
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    1. LIVE FOREVER/2004 英

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