マイケル・ジャクソンのTHIS IS ITがリバイバル上映していると聞きました。
DVDも1/27に出るらしいのですが、劇場で見ておきたかったので遅ればせながら見てきました

マイケル・ジャクソン THIS IS IT ( 2009年 / アメリカ)

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写真クリックで公式サイトへ(音声が流れます)

監督:ケニー・オルテガ
振り付け:トラビス・ペイン
出演:マイケル・ジャクソン

(あらすじ goo映画 )
2009年6月25日に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。本作は、ロンドンで実施予定だったコンサート「THIS IS IT」の何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の監督・振り付けのケニー・オルテガが、死の直前までマイケルが行っていた猛特訓風景とその素顔を収めた貴重な映像の数々を基に構成。あたかも観客が、実現されなかったロンドンコンサートの最前列にいるかのような臨場感溢れる仕上がりになっている。また、舞台上の振り付けから照明、美術、ステージの背景となるビデオ映像の細部にいたるまで、マイケルのステージに対する深いこだわりが感じられる。(作品資料より)

なんともいえず複雑な気分。

この映像を撮影・監督していたケニー・オルテガは予定されていた「THIS IS IT」ツアーの監督でもあったわけで、この映像も本来こういう形で出ることを意図して撮影されたものではなかっただろう。
50歳を迎えた「キング・オブ・ポップ」マイケルの1つの舞台をつくるためのこだわり、情熱、身体の動きそのものがストレートに投影されている。その舞台に関わったダンサー、スタッフたちの「最高のものをつくりたい」という真摯な姿勢もそのまま映っている。

なんだかまとまりがなくなりそうなので個人的に印象に残った点をいくつか列挙する。

・マイケルが自分の曲をどう表現するか、かなり細かい点にまでイメージを持っていてそれを共演するミュージシャン、ダンサー、スタッフに伝えていたこと。毎回のツアーで参加メンバーは入れ替わっているわけで、そういった中で細かい意思疎通、情報伝達は当然必要だ。マイケルがその当たり前のことに決して手を抜かない、真摯なプロフェッショナルであったことに改めて脱帽。

・80年代の音楽は機械的で無機質な点を以前の世代と比較してことさらに語られた、そういう印象がある。
その代表ともいえるだろうマイケルがライブでは「生」にこだわる人だったことに驚いた。
ベースライン、ギター、シンセの細かいニュアンス、バラードでのボーカルのマイクから聞こえるかすかな「揺らぎ」にいたるまで、とことん「生の音」にこだわりぬいていたことがわかる。
その反面、マイケルが自分の音楽を(譜割りではなく)実際に歌ったりとニュアンスで伝えようとした人であったこともわかる。キーボーティストのマイケル・ベアデンとの(具体的に言ってくれとの)かみ合わない会話などから。

・過去の歴代のナンバーから最新のアルバムまでをすべて「いまの」技術でステージに再構成しようとしていたこと。「スムース・クリミナル」や「スリラー」の映像は1本の映画を作るようで圧巻。またジャクソン5の「アイ・ウォント・ユー・バック」を完璧なふりつけでダンサー達がパフォーマンスするのを見て、彼らがマイケルの死を知って味わった感情を想像して思わず涙が出そうになった。

映画はツアーのリハーサルのショットを中心に進んでいくが、
マイケルの死を受け、ツアーでマイケルが表現したかったこと、「アース・ソング」「ヒール・ザ・ワールド」で見られた地球の環境に対してなんとかコミットしていきたいという主張、をも不器用に描いていく。

いろんな意味で「未完成」であり、「これが実現していたら」となんともいえない気分にさせられる。
改めてマイケルのご冥福を祈ります。

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    コメント

    1. 久しぶりの映画評がこの映画とは嬉しい限りです。
      リバイバル上映は宮崎でもしている(1日1回)のですが、上映時間がどうしても行けない時間なのです(涙)

      今月発売のソフトはブルーレイを予約しています。プレーヤーを持ってないんですけど(汗)

      コメント by くうたれ — 2010/1/7 木曜日 @ 1:28

    2. >くうたれさん

      どうもごぶさたしています。年が明けましたね。
      今年もどうぞよろしくお願いします。

      一瞬DVDでもいいのかな、とは思ったのですが
      やっぱり劇場で見ておいてよかったと思います。
      前のほうで首が痛くなりましたが(笑)。

      ブルーレイのプレイヤーは買ったのですが
      借りたりして見ているのがDVDばかりなんです(苦笑)。
      ブルーレイのってちゃんと見たことがありません。

      コメント by Black_Pepper — 2010/1/11 月曜日 @ 12:29

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