夜のピクニック
夜のピクニック 恩田 陸

おすすめ平均
stars思ったよりも・・・
starsちょっと無理が…
stars読み終わるのが名残惜しい
stars感動した
stars相容れない宿命を背負い・・

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続いて映画化された「夜のピクニック」を読みました。

高校生生活最後の「歩行祭」。それは丸一昼夜かけて全校生徒が約80kmの道のりを歩くという、北高の伝統行事だった。

甲田貴子はある「かけ」を胸にいだいてこの最後のイベントに挑んだ。

特になにかが起こるわけじゃない。
ただ1日歩く、友達と非日常を過ごすことで普段は言えなかったことや
将来のこと、考えていたことなどがポロポロとこぼれだす。
それさえも圧倒的な疲労に洗い流され、いつか「あの日の思い出」として昇華されていく。

ちょっとだけネタばれすると甲田貴子と西脇融の関係はちょっと無理があったし、
その解決法もなんだか安易だったような気もする。
「六番目の小夜子」もそんな感じの印象だったので、
この作者のジョブナイル、青春ものというのはもしかして
そういう傾向があるのかも。

ただ読後感はわりにいいし、しみじみとした気分になれます(笑)。
映画はDVDにでもなったら観てみようかな。

(読了日 2006/10/28)







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