暑い日が続きますね。

このところ何本か映画は観れてるんですが、その中から1本。
「それでもボクはやってない」です。

それでもボクはやってない (2006年 / 日本)

それでもボクはやってない スタンダード・エディション
それでもボクはやってない スタンダード・エディション 加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司 周防正行

東宝 2007-08-10
売り上げランキング : 161

おすすめ平均 star
star本当に悪いのは犯罪者なのだが。。。
star登場人物のキャラクターや切り取られた場面の数々などに無駄がない。筋肉質の良い映画
star冤罪のひどさ

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監督: 周防正行
出演:
加瀬亮
瀬戸朝香
山本耕史
もたいまさこ
役所広司
ほか

(あらすじ goo映画 )
大事な就職の面接を控えた日の朝、大勢の通勤客に混じって満員電車から駅のホームへ吐き出されたところを痴漢に間違われ現行犯逮捕されてしまった金子徹平。連行された警察署で容疑を否認すると、そのまま拘留される。その後も一貫して無実を主張するものの、結局は起訴される事に。徹平の無実を信じる母や友人・達雄の依頼でベテランの荒川、新米の須藤の二人の弁護士が徹平の弁護を引き受け、いよいよ裁判が始まる…。

やってないことをやってないと主張するのは真っ当な事であるはずだ。ところが、逮捕から取調べ、拘留、起訴の過程で、誰もそんな主張には耳を貸さない。これは辛い。疑われた者は端から犯罪者扱いである。ゆえに、たとえ無実であっても無罪を勝ち取るのは難しい。まして被害者は女子学生。片や逮捕された男は就職活動中のフリーターだ。勇気をふるって痴漢を捕まえた少女に当然ながら同情は集まる。果たして加瀬亮演じる主人公・金子徹平は無罪か有罪か。『Shall We ダンス?』の周防正行監督が痴漢冤罪裁判に注目し11年ぶりに放つ新作は裁判を通して矛盾だらけの日本の姿そのものをも浮かび上がらせる。見応え充分の作品である。

かなり重い。

周防監督のことだから、としっかりエンターテイメントにまとめてくるだろうという先入観を裏切って、かなり考えさせられる作品になっている。

日本の裁判がもしこのとおりだったら、と考えると
決して「裁かれる側」にはなりたくないな、とヒシヒシと感じてしまう。

逮捕直後から、「自白ありき」の警察の落とす戦術はゾッとするし、
追い込まれて「やっていないこと」まで調書にとられて
知らぬままに不利になっていく主人公。

「無罪判決を書いたら出世に響く」とか
良心的な裁判官が被告に同情を見せたら左遷されるなど
「マジですか~」と思わせるシーンが続く。

法廷シーンも淡々としてるだけに余計コワイ。

「ごく普通の人」だった主人公がだんだんと法廷と牢獄中心の生活におさまっていってしまうのはなんともコワイ。
それでも引き返すチャンスは(やってない罪を認めて示談する、というものだが)何度かあったはずなんだけど・・・。

痴漢というのは許せない犯罪だが、この映画を観た女性はどう感じるのだろうか。

暑さのせいか、感想にキレがありません・・・。

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