「茶の味」を観てきました。
渋谷シネマライズのみの単館上映。
混んでました。

茶の味 (2003年 / 日本)

tea_taste01.jpg

画像クリックで公式サイトへ(曲が流れますので注意)

原作・監督・脚本・編集:石井克人
出演:
坂野真弥
佐藤貴広
浅野忠信
手塚理美
我修院達也
三浦友和
土屋アンナ

(あらすじ goo映画)
山間の小さな村に住む春野家の人々。片思いの女の子が転校し、後悔しきりの長男(佐藤貴広)。小学校一年生の妹(坂野真弥)は、巨大化した自分が勝手に動き回るのに悩んでいる。母(手塚理美)は義父(我修院達也)の指導のもと、アニメーター復帰作の制作に夢中。そんな妻にほうっておかれ、面白くない夫(三浦友和)。うららかな春に霞のようなモヤモヤを抱えている家族だったが、時間とともにそれぞれの状況も変化していき…。

『鮫肌男と桃尻娘』『PARTY7』など石井組常連の浅野忠信、我修院達也らに加え、三浦友和、手塚理美らベテラン役者も揃った本作。その中で幼いながらも不思議な存在感を放つのが、撮影時6歳だった坂野真弥。小さな彼女のアンニュイでぼーっとした表情が、映画前半の空気感を見事に創出した。この真弥ちゃんが大好きなオジイ役に、特殊メイクを施した我修院達也。キテレツでキレのある動きに老人らしさをミックスし、またしても独特のキャラを演じた。

自然豊かな田舎を舞台にほのぼのと進んでいくんだけど、唐突に現れるCGのイメージに翻弄される。
坂野真弥が「箱庭」のような街(そこには自分もいる)を「見下ろす」カットが突然挿入されたりしてね。

CG、VFXを使うにしても「いいたいこと」がはっきりしている作品だと、無理してSFにしなくても充分に伝わってくるものはあるんじゃないかな。
いい感じの時間が過ごせる映画でオススメです。

これ「春野家」っていう家族全体が主役なんです。

子役のエピソードもそれぞれかわいかったけれど。
佐藤貴広は片思いの女の子が転校した後、囲碁部(!)に入ってきた
土屋アンナに一目ぼれ。
「対局したい」ってことすらなかなか言い出せないんだよね(笑)。

浅野忠信はすごくゆるい感じのキャラで。
Mixerを仕事にしてるんだけど、なんかぶらぶらしてる印象が強いんですね(笑)。
やる気のなさそであるよな感じがいいですね。

三浦友和はなんか怪しい催眠術を使う医者なんだけど表向きはマトモ。
手塚理美が仕事復帰に燃える姿はなんだか応援したくなっちゃったな。
我修院達也(元・若人あきら)の役は単なるボケ老人のようなんだけど(笑)。なんか「ちびまるこちゃん」の友蔵じいさんのようなキャラといえばわかりやすいかな。ひっかきまわします(笑)。
あと春野家の次男で漫画家をしてる彼(轟木一騎というCMディレクターらしい)、アシスタントの女性が浮気してることを彼女の夫に告げ口してボコボコにされてるシーン(すごく力入ってました!)、面白かったです。

チョイ役がかなり豪華なんですよね。
和久井映見、中谷美紀、武田真治、etc。
また樹木希林も出てたし(笑)。

音楽はリトル・テンポが手がけてました。ダビーでゆるい感じです。

ところでシネマライズだと今レイト・ショー限定で「LIVE FOREVER」がやってるんですね。90年代のUKロック好きな人にはたまらない作品ですね。観たいなぁ。







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