ちょっと前から気になっていた映画で。
いつの間にかDVD出てた!
で、観てみました。

古くは「アマデウス」からクラシックの音楽家ものの映画は当たり外れは
あるけど当たるとけっこういいですよね。

敬愛なるベートーヴェン (2006年 / イギリス・ハンガリー)

敬愛なるベートーヴェン
敬愛なるベートーヴェン エド・ハリス.ダイアン・クルーガー.マシュー・グッド.フィリーダ・ロウ.ニコラス・ジョーンズ.ラルフ・ライアック アニエスカ・ホランド

video maker(VC/DAS)(D) 2007-11-07
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おすすめ平均 star
star作品の詰めが甘い
starタイトルは悪いが中身はいい
star見応えある映画でした

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監督: アニエスカ・ホランド
出演:
エド・ハリス
ダイアン・クルーガー
マシュー・グッド
フィリーダ・ロウ
ニコラス・ジョーンズ
ラルフ・ライアック

(あらすじ goo映画 )
“第九”の初演を4日後に控えた1824年のウィーン。楽譜が完成しない中、ベートーヴェンのもとに写譜師としてアンナが派遣されてくる。ベートーヴェンはアンナを冷たくあしらうが、彼女の才能を知り、仕事を任せることに。尊大で傲慢なベートーヴェンだが、ただ一人の肉親である甥のカールだけは溺愛していた。しかしカールがその一方的な愛を疎ましく感じていることに気づかない。やがて初演の日がきた。難聴から指揮を怖れるベートーヴェンを助けたのはアンナだった。

このために久々にPCをステレオにつないだんだけど(笑)、それだけの価値はありましたね。
やっぱ少しでもいい音で聴きたいもの。

エド・ハリス演じるベートーヴェンが難聴から気難しい性格になり、
まわりの人に当り散らした、というのはまぁ僕も知っていた有名な話。
そこに写譜師として才能と彼の「わがまま」に耐えられる美しい女性が現れた。
というのがこの設定。

ひねりはないし、素直な展開だけどこれはクラシックを舞台にした「スポ根」ですよ。
ベートーヴェンは困ったちゃんだけど、めちゃくちゃに才能のある一種の狂気じみた天才。
ダイアン・クルーガーはこれまでで一番といっていいぐらい、きれいなんだけど
ベートーヴェンのセクハラには一線を引いてるし、しっかり恋人もいる。
自分にも作曲の才能があるはず(誰も理解できないベートーヴェンの楽譜上の「意味」を読み解いたり)
なのに女ゆえに認められない。
そんなストレスフルな状況でも根性でやってやるぜ。
ベートーヴェンが指揮できないなら客席から指揮しちゃうぜ。
これが第九だぜ。
と、もう完全にスポ根ノリなのである。
これは面白いよね。

誰もが知ってるあの「第九」の合唱が響くシーンは圧巻だし。
そこまでのテンポも余計なものがなくていい感じ。

後半、病に倒れそれでも作曲に励むベートーヴェンはアンナのプライベートな部分にまで
侵食してくる。
こうなるともう愛というより「老人介護」の世界のようだけど
それでも負けない、図太さがなかなかいさぎよい。

好き嫌いはあるだろうけど、僕としては楽しめた映画でした。

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