林 望 / テーブルの雲―A book for a rainy day
Bookテーブルの雲―A book for a rainy day | |
林 望
新潮社 1996-09 おすすめ平均 |
リンボウ先生のエッセイを久しぶりに読んだ。
書誌学者であり、「イギリスはおいしい」をはじめとするイギリスに関するエッセイで知られる。
あのチョビひけを思い出す人も多いだろう。
この作品集はそんなリンボウ先生らしい「ちょっとスノッブな」エスプリの効いた文章が満載で好きな人にはたまらない。
そこかしこに感じられる「一歩ひいたユーモア」「照れた感じ」は我々の感じる英国紳士のイメージそのものであるし、明治時代から続く文士のイメージそのものである。
それでいてこよなく車での移動を愛する(愛車はユーノス ロードスター、ちょっと不自由なライトウェイト・スポーツ車、これもイギリスらしい)リンボウ先生。
相変わらずの世界。
そしてファンにはおなじみであり、「帰って来た」と思わせる世界。
(読了日 2007/1/3)
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